サラダボウル専門店 WithGreen(ウィズグリーン)/田町

2016年1月に設立し急拡大しつつある「WithGreen(ウィズグリーン)」。この日は田町店にお邪魔しました。創業者のムッシュ武文智洋は内定先のリーマン・ブラザーズが破綻し途方に暮れていたところ野村證券の買収によって命拾い。のちにNY勤務となり、彼の地でサラダボウルに出逢い自身のビジネスに繋げるという、チャンスをモノにし続ける漢です。
入居する田町ステーションタワーは何故かいつも薄暗いのですが、当店は煌々と明かりが灯っています。店内は小綺麗なファストフード店といった装いで、注文と支払を済ませると即時にサラダボウルが作られるという段取りです。
私は春原点の「新じゃがとスパイシーキーマカレーのサラダ」を注文。Lサイズで1,390円です。カレーのトッピングがベタっとしておりあんまりお洒落じゃありませんが味は確か。スパイス豊かなカレーに旬の新じゃがが良く合います。
 サラダはベースの葉物野菜に加え、紫キャベツやリンゴが上手くカットされて組み込まれています。きちんと食感を残しつつ食べ易いのが良いですね。一方で、ジャガイモや玄米がたっぷり入っているので意外に糖質は高そう。糖質オフ中の方には向いていないかもしれません。
パンは全然美味しくないですねえ。無いほうがマシなレベルであり、なぜサラダにあれだけ拘っていながらパンは手抜きなんだと意図を掴みかねます。
別の日に恵比寿店にて「10種の野菜が入った1日分のまるごとサラダ」のLサイズを注文。1,490円です。これは野菜の味や栄養素については申し分ないのですが、やはり肉が無いと物足りなく感じ、正直なところ食べ飽きました。次は肉入りの何かにしよう。
セットで注文したスープにつき、この日は海老のビスクっぽいものでした。美味しいのですがセットでプラス390円というのはちょっと高い気もしました。なかなか研究し甲斐のあるお店です。
東京のサラダボウル市場は「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」一強でしたが、やや穀物が多く食事に寄せている点とサイズを選べる点において上手く市場を棲み分けているように感じました。個人的には是非とも沖縄に来て欲しい。沖縄での食生活は野菜不足に陥りがちなので、妻はクリスプの「お客様の声コーナー」に「沖縄に来てくれ」と手紙まで送ってしまいました。

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