サラマンジェ ド イザシ ワキサカ (SALLE À MANGER de Hisashi WAKISAKA)/銀座

銀座7丁目の雑居ビル地階にある「サラマンジェ ド イザシ ワキサカ (SALLE À MANGER de Hisashi WAKISAKA)」。パリとリヨンで研鑽を重ねた脇坂尚シェフは2006年に虎ノ門で開業し、2013年に現在の地に移転。食べログでは百名店に選出。リヨンのブション(ビストロ)をそのまま持ってきたような味のある内装です。
簡単なランチセットは1,700円と安い。続いて前菜+メイン+デザートのオーソドックスなプランだと3,700円、メインを2皿にすると5,000円。こういったシンプルな価格設計は好印象。加えてどの料理もこれぞフランス料理というべき王道メニューばかりで嬉しくなります。
グラスシャンパーニュは大盛り。お店の方は皆ワインが好きなようで、かなり熱っぽく語ってくれフランス料理文化に対する愛情を感じました。グラスワインであればどれも千円台です。
貧乏人のフォワグラのパテ。かなりショッキングなネーミングの料理ですが、フォアグラではなく鶏のレバーを用いたパテを指します。ネットリ濃厚な仕上げであり、フォアグラですよと言われて出されれば気づけないかもしれません。「貧乏人のパスタ」にせよ、ヨーロッパの方は食に係る自虐ネタが多い。
パンも自家製。さきのパテの量がかなり多いので、こちらに塗り付けて食べてもよし、自家製のマーマレードと合わせて食べても良し。
クネルドブロシェ。カワカマスをすり身にしてはんぺん状にしたもの。身はふんわりと軽くソースアメリケーヌと上手く濃厚接触します。「Paul Bocuse(ポール・ボキューズ)」で食べたものと同等かそれ以上の仕上がりであり、価格設定の違いに頭を抱えてしまいました。
メインは「国産ジャージー牛のバヴェットのソテ エシャロットソース」。先の「クネル」と並んでリヨンを代表する料理であり、焼肉屋で言うところのカイノミです。ドーンと直線的な調理であり、今わたし肉食べてます感がムキムキのひと皿。
デザートはガトーショコラをチョイス。こちらもどシンプルで本質的。量もたっぷりです。
紅茶で〆てごちそうさまでした。

以上を食べ、グラスでワインを3杯ほど楽しんでお会計はひとりあたり8~9千円といったところ。クラシックなフランス料理にじっくりワインを合わせてこの価格はリーズナブル。おまけに銀座である。他にも魅力的な料理が揃っていそうなので、次回は夜に来てみよう。アラカルトもいいな。

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