四川料理 巴蜀(はしょく)/博多

博多駅から南へ15分ほど歩いた場所にある「四川料理 巴蜀(はしょく)」。博多の民であれば誰もが知る四川料理の名店で、食べログでも百名店に選出されています。ディナーは客単価1万円を超える高級店ですが、ランチタイムは千円前後で楽しむことができます。
店内は20席ほどのお店であり、ランチタイムは行列必至なのですが、おひとり様であればカウンター席にスっと座ることができる可能性が高い。

荻野亮平シェフは四川への留学も経た本格派であり、2007年に当店を開業し、2016年に現在の地へと移転しました。
ランチタイムで人気を誇る「四川排骨麺」。千円です。排骨(パーコー)とはスペアリブ(骨付きばら肉)であり、転じて豚のあばら肉に衣をつけて揚げた料理を指します。スープが真っ赤っ赤で若干ひきますが、見た目ほど辛くはなくクセになる味わいです。
麺が美味しい。かなり太目の縮れ麺であり、辛味のきいたスープに良く絡みます。辛味だけに良く絡みます。大事なことなので二度言いました。この麺はかなり私のタイプなのですが大盛り不可とのこと。どうしてもという方は2杯注文しましょう。
サイドメニューの点心3種は250円と親しみやすい価格。いずれも肉の風味が強く中々の食べ応えです。
唐揚げは2つ300円。こちらも肉の味が強く実にジューシーであり、コンビニのホットスナックとは一線を画す味わい。こんなに美味しい唐揚げがサイドメニューだなんて、贅沢な店である。
麺に点心、唐揚げと自由気ままに注文したのですが、それでもお会計は1,500円かそこらでした。一食ひとり4~5万円の中華料理もある中、この気軽さと美味しさは最強の日常食と言えるでしょう。次回はディナーで高価格帯路線にチャレンジしてみようかしら。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
1,300円としてはものすごい情報量のムック。中国料理を系統ごとに分類し、たっぷりの写真をベースに詳しく解説。家庭向けのレシピも豊富で、理論と実戦がリーズナブルに得られる良本です。