ランドスケープ ふらの/富良野

富良野の街はずれ、耕作地が延々と続く丘陵地にポツンと佇むペンション「ランドスケープ ふらの」。オーナーは仙台出身の山狂い。大学卒業後に環境調査会社やアウトドアツアー会社に勤めた後に独立されたそうです。
田舎のペンションと侮るなかれ、コロナ対策はかなり厳格に行われています。夕食と朝食の時間は固定であり支払いは現金のみ。このあたりはペンションなので仕方なく、割り切って捉えましょう。
2階の部屋は窓が大きく開放的。上富良野、美瑛を象徴する広大な丘陵が広がり、その奥には、十勝岳連峰が望めます。
部屋そのものはそれほど大きくはないのですが、この景色の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。オーシャンビューばかりがリゾートではないのだ。
ペンションの周りを少しお散歩。手作りのブランコやハンモックなどがありリラックス効果抜群です。この3D感覚にあふれたビジュアルは本当に美しい。まるでブルゴーニュやボルドーのぶどう畑に来たかのようです。
ダイニングに生ビールのサーバーがあったことを目ざとく見つけたので、1杯頂きテラス席でのんびりと楽しむ。旨い。
食事の時間となったのでダイニングへと移動。お食事中も雄大な丘陵地を望むことができ、ちょっとしたグランピングに来ているかのようです。
まずは地元のお野菜を用いたサラダ。緑の味が濃くドレッシングなど不要。
自慢のダッチオーブン料理。やはり地元の野菜がゴロゴロと敷き詰められ、中央にドカンと鶏が鎮座します。2人で1羽という満腹サイズであり、北海道の大地を楽しむ粋なディナーです。
デザートはご近所の付き合いのある生産者のメロン。
ちなみに朝食はこんな感じでした。

お会計は1泊2食付きで1.5万円弱。これはリーズナブルですねえ。オーナーの性格なのか、建物は新しくはありませんが徹底的に清潔なのがすごくいい。ラグジュアリーホテルも良いですが、自然が自慢の土地に来たのであれば、こういったその地に溶け込む宿に泊まるのも乙なものです。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。