ピッツェリア チェッポ(pizzeria ceppo)/藤沢

藤沢駅北口から銀座通りを本町方面に5分ほど歩いた左手。お気に入りのカウンターイタリアン、バンコーニ デイ ガッティの1Fです。店主はミラノで開催されるピッツァ大会に出場し何度か入賞しているそうな。
ランチに訪れたのですが、メニュー構成がややこしい。平日ランチ限定メニューは1,000円を切るのですが、どうやらピッツアのサイズが小さいらしいのでパス。数割高くはあるものの、通常サイズのアラカルトメニューから選ぶと「スープと飲み物も付いてくる」との案内でした。
前菜は写真左の冷蔵ケースから好きな品数を選び、それに応じて金額が増えていく重量課金制なのですが、冷蔵ケースに入れられたものをいくつか拝見しても食指は動かず。
ビーツとジャガイモのスープ。量もたっぷりであり、オマケとしては嬉しい1皿。色味はあるものの、サラサラと清澄な舌触りであり、もう少し食材の存在感を残したスープのほうが私はタイプです。
「良いシラスが入った」とのことだったので、『ビアンケッティ』すなわちシラスとレモンのピッツァを注文。

これがちょっくら味気ない。チンクエスタジオーニ社の立派な粉を用いており、小麦の味そのものは悪くないのですが、妙にクリスピーで軽く、サクサクとした食感であり、食べ応えに乏しい。また、シラスの量も中くらいであり、磯の香りがグングンと迫ってくるというわけではありません。チーズがないのも寂しく、朝食のトーストにシラスを乗せただけのような味覚です。
エスプレッソはキンボ社の有り難い1杯とのことで、なるほど正統的な味わいで旨かった。

藤沢という立地で、このボリューム感で1,400円は割高に感じます。都心のもっと家賃が苦しい立地であっても、量も質も高いお店は山ほどある。ご近所さんには悪くないお店かもしれませんが、遠くから食べに来るほどでは無いかもしれません。夜に飲み屋として使えばもう少し印象は違うのかもしれないけれど。


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湘南に暮らし、日々湘南の最旬情報にアンテナをはっている「湘南スタイル」編集部が隔年でお送りするレストランガイド。あまり商売っ気が無く、湘南の良いお店を純粋に載せているという印象。その他の雑誌や食べログとは一味違った観点です。

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