ラーメンムギュVOL.2 烏丸蛸薬師店/京都

蛸薬師通の秘密の路地を通り抜けた先の民家の隣にある「ラーメンムギュVOL.2 烏丸蛸薬師店」。もともとは円町に「ラーメンムギュ」というお店があり、その2号店にあたるようです。
店内は右奥に広く、カウンター席が10強にテーブル席が1卓。厨房も横に横に広く面白い間取りです。入店してすぐの券売機で食券を購入し、紙エプロンを貰って着席。
サイドメニューが充実したラーメン屋であり、私はフライドチキンを注文してみました。ファミチキよりもサイズは大きく味は良く、それでいて150円と大変お値打ちです。
フライドチキンを食べ終わったころにラーメンがやって来ました。「オニバラ黒」は880円で、色々とトッピングを付けて先のフライドチキンと合わせて1,500円ほどです。
丼全体を覆うバラチャーシューが目を惹きますが、ごくごく薄いスライスなので重たくはありません。スープは醤油ベースでキレのある味わいであり、塩気も強く、「新福菜館(しんぷくさいかん)」を思わせる味覚です。
麺は中細のストレート。スープには良く合う麺なのですが、太麺原理主義者の私としてはやや物足りないように感じました。
九条ネギやワンタン、追加のチャーシューなどは別皿で用意されます。ランチタイム限定でワンタンとチャーシューのセットはとてもお得だった気がする。
卓上調味料のひとつとしてニラと唐辛子を和えた何かがありました。スープに放り込むと名古屋の台湾ラーメンのようなテイストへの変化を楽しむことができます。
美味しいのですが、デフォルトで880円とやや高めの価格設定であり、唯一無二性が強いというわけでもないので、日常に溶け込む系の普段使い店でしょう。先に述べた通り「新福菜館(しんぷくさいかん)」に似ているので、旅行者はそちらを訪れたほうが話題になる気がしました。

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