祇園ゆたか/京都

京都屈指の牛肉料理店「祇園ゆたか」。ディナーコースは2.2万円~で、酒を飲んだら5万円は当たり前というメガトンスマッシュなお店。食べログでは百名店に選出されており、銀座にも支店があります。
2012年に祇園町北側から南側へ移転。メインは厨房に面した1本のカウンター席で、真っ赤な天板とお庭が素敵です。そのほか1階に個室、2階には舞台のあるお座敷まであるというのはさすが祇園といったところでしょう。
ディナーはべらぼうに高価なお店ではありますが、ランチは「ハンバーグランチ」が3,300円とひと桁異なります。しかしながらランチも夜のステーキと同じ最高級の国産黒毛和牛を使用しているそうで、これをお買い得と言わずして何と言うのだ。
私は「ステーキ重」を注文。4,400円です。この日のゲストは私を含めて全員がコチラを注文していました。お肉は赤身主体で雑味などは一切なく、まさに「飲める」牛肉です。クドい脂は感じられず、引っ掛かりなしに健やかに胃袋に沁みわたっていく。
ライスはごくごく上品な量が薄く敷き詰められており、成人男子であれば物足りない量です。だがしかし肉の味が旨すぎて、量だの何だのと語る隙を与えない、実に高次元・パーフェクトな味わいでした。
美味しかった。その辺の牛丼屋がハイボールだとすると、当店の「ステーキ重」はグランクリュのシャンパーニュといったところでしょう。牛肉文化が発達しているだけあって、「にくの匠 三芳(みよし)」にせよ「はふう」にせよ京都には素晴らしい牛肉料理屋が沢山あるなあ。

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