エルカミーノ/神楽坂

大学の友人から連絡が入り、飲みに行くことに。実に卒業以来の再会です。
職場が九段下あたりと伺ったので、当店に予約を入れる。「おお!この店を指定するとはさすが!ウサギのアヒージョが美味しいよね」とお褒めの言葉を頂きました。何をおっしゃる、既に来たことがある貴方もさすがです。
スペインのビールで乾杯。それほど特徴が無いのに割高。早々にワインへ移行です。
タコのガリシア風。茹でて、切って、パプリカと塩とオリーブオイルで楽しみます。爪楊枝でパクパク進めるので、おつまみ感がいいですな。
ガリシアでは陶器のピッチャーとぐい飲みでワインを飲むらしいです。慣れない。なんか変な感じ。
エンパナーダ(具入りのパイ)はポーションが極めて小さく、言い知れぬ寂しさがあります。
パエリャは滑らかな卵とジャガイモのホクホクで美味。
スペシャリテのウサギのアヒージョ。皮目をパリっと仕上げており、キツ目の塩味がワインを後押しする。本日一番のお皿です。
テンプラニーリョ。リベラ・デル・ドゥエロ産。ソムリエ協会の教本ではお目にかかりましたが、飲むのは初めて。値段の割にしっかりとした味わいで結構好き。
鶏肉と生ハムのコロッケ。揚げたてのコロッケほど旨いものはない。カロリーも充分であり大満足。
チョリソの赤ワイン煮はややしつこい。シンプルにチョリソだけを食べるのが吉なのかもしれません。

飲んで食べて6,000円。まあまあですかね。ただ、タパス料理だからと理解はしているものの、やっぱもうちょっと量を多くして欲しいなあ。それから、どことなく洗練されていないというか、全般的に田舎臭いんですよね。ご近所だと、当店出身の方が開いたバルマコや、目と鼻の先のエルプルポのほうが料理にセンスを感じてしまいました。

http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13000447/


もうちょっと飲もうということで、連れの行きつけのバー「bar Jug」へ。
柑橘系のロングとだけ伝えて後はおまかせ。
秋田県産のポークジャーキー。脂と旨味が強く、美味しい。ううむこれだとビールにすれば良かったかな。
引き続き柑橘系のロングと
〆にジンフィズ。やっぱカクテルって美味しいな。食べ物との組み合わせを考える必要はなく、それ単体にのみ向き合えるのがいい。

ちなみに店主は十番のオルタシアで働いていたとのこと。良い店だったのに閉店しちゃって残念。レストランビジネスって、本当に難しいですよね。


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これは名著!なぜスペイン料理が料理界を席巻したのかが手に取るようにわかります。日本が観光立国となる手がかりも随所に散りばめられており、高城剛って懐が深いなとシミジミ。