ワインタクシーで勝沼のワイナリーを巡る vol.2

お次はルミエール。
まずは併設のレストランで腹ごしらえ。詳細は別記事にて。
ワインタクシー利用者向けのテイスティングはデラウェアのスパークリング。レストランで頂いた甲州のスパークリングに比べて果実味が豊かに感じられました。
お外をぶらつくと、ブドウの葉が色づいて美しい。
麻屋葡萄酒へ。
こちらのテイスティングルームは雰囲気があって結構好き。ワイン界の人々って、線対称とか直線とか、何事も整然としていることを好むような気がします。
カベルネソーヴィニョン。2014なのに熟成感というか、結構枯れた色をしていて驚き。色んなワインがありますあ。
旨味が強くシュールリー感バリバリ。
ただ、すぐにこういうことを始めるのは感心しませんね。 婚活とかご当地キャラとか作為的なB級グルメとか、本質でないところで勝負する風潮が日本全体に蔓延してきたと感じる今日この頃。婚活とか街コンとかを開催したとしても、いわゆるヤリチンに荒らされて終わりだという残酷な現実を誰か教えてやって下さい。
お向かいの中央葡萄酒へ。建物に蔦が絡まりシャバダバだぜ。
こちらは試飲に1杯400円という強気の姿勢。そう、それでいい。白百合醸造みたいに無料にしちゃうと「タダで飲み放題だぜデュフフ」のような客が集まり始め、ワインの味もわからないままスタンプラリー的に全種類制覇を目標とするようとなり、ワイナリー側も心を痛め無用なルールを設けるようになり、結果として全員が不幸になる。

なるほど、白百合醸造での「グラスは使うな試飲カップで飲め」という謎のルールは、グラスだと並々注いでガブガブ飲まれてしまうことを恐れてではないか。なんとも切なく気持ちになり、頭の中で西野カナが鳴り響く。ただし飲みたくて飲みたくて震えるのはただのアル中です。ごめんなさいくだらないことばっか言って。さらに関係無いことを記すと、「カナちゃんはお前がからかうほど『会いたい』とか『寂しい』とか言ってない」と注意を受けました。カナちゃんごめんな。

というわけで、今回の勝沼ワイナリー巡りはおしまい。
戦利品はこの3点。ワインベーコンなるものは、地元の豚バラ肉をベーコンにしてワインの澱に漬け込んだもので、心ゆくまでまずかった。なんでもワインに関連付ければ良いというわけではありませんね。

左はワイナリーで味見済みですが、右は未体験。1,000円のクーポン券を使わなきゃ、という貧乏人精神と「神の雫」に載っていた、というミーハー心のみで購入に至ったもの。こういう根性をどこかで叩きなおさないと、私は何度生まれかわっても主役になることはないんだろうなあ。

そんなことを考えながら新宿に戻りルミネの地下を歩いてると、私は真っ直ぐ常識的に歩いているだけなのに、何人もの女性にぶつかりそうになりました。君たちスイーツに見とれすぎ。