スリオラ/麻布十番

2011年に開業して、2012年のミシュランでいきなりミシュラン一ツ星。いいですねこういう勢いがあるお店。シェフはフランス、スペインでガンガン修行されていた方。サービスの人もスペイン語ベラベラで外人対応しててすごかった。なんか、こう、ルーキーなのに既に一人前という感じ。松坂とかイチローがメジャーで新人王とるような違和感。
 アミューズにホタテの何かが入ったやつ。パルミジャーノと思いきや、マカダミアナッツを削ったモノですって。
 オリーブオイルが良かった。
 サバを62度で調理したやつ。ホンマかよ!ってつっこみたくなるけど、美味しかったのでまあいいか。緑のソースがパセリとニンニクの風味が効いてて目にも舌にもナイスです。
 すげー高い生ハム。確かに生ハムは美味しかったけど、下のセップ茸の風味があまり感じられない。イチヂクのソースも美味しいんだけれど、全体としてはバラバラです。
オヒョウ(カレイのお化け)。淡白ながらも食べ応えがあって良かった。ポーションって大事。
阿蘇牛。この断面、うっとりしちゃう。。。
 〆に野菜の雑炊スペイン風。おなかいっぱいだったけど、こういうの、いくらでも食べれますね。やっぱ日本人は最後に炭水化物を摂ると安心するのかもしれない。
 デザートは文句なしに美味しいけれど、もっとたくさん食べたかった!
小菓子も一個だけか!美味しいけれど、もっと食わせてくれ!

グルメ本とかでは「モダンスパニッシュ」と分類されていますが、どうでしょう?スペインでこういう料理を食べたことないし、じゃあフレンチか?イタリアンか?と問われればそうとも言い切れないし。かといって「スリオラ料理」という程インパクトがある皿があったわけでもなく。平均的にどの皿も間違いはなく美味しいんだけれども、どれも無難なんですよね。冒険がない。

料理本を見ながらその通りにクラシックな皿を作れば誰でも充分美味しいものを提供できる。ミシュラン三ツ星のお店ですごく前衛的な皿だとしても、味の本質は大したことなくて、アサリの酒蒸しみたいにシンプルな皿のほうが美味しかったりするんですね。

しかし、食事に何万円もかける人種はそういう美味しさは求めてない。高いお金を取るんだからやっぱり冒険が必要。その上、美味しければ初めて評価される。難しいもんですね。冒険したらしたで「奇をてらいすぎ」とdisられるし、基本に忠実に美味しいものを作れば「工夫がなさすぎ」と罵られるし。。。

ただ、非常に優秀で有望であるからこそ周りがなんやかんや言うわけで、ここまで色々書きましたが、やっぱり私はこのお店に満足したし、今後も期待しているし。これだからレストラン巡りって、やめられんよな。3年後にまた来よう。


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これは名著!なぜスペイン料理が料理界を席巻したのかが手に取るようにわかります。日本が観光立国となる手がかりも随所に散りばめられており、高城剛って懐が深いなとシミジミ。



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