オクマ プライベートビーチ & リゾート/国頭村(沖縄)

沖縄の最北端の市町村「国頭村」にある「オクマ プライベートビーチ & リゾート」。もともとはアメリカ軍の接収地だったのですが、その一部が返還されたことによりリゾート地としての開発が始まり、一時期は日本航空の関連会社が運営していたりもしました(写真は公式ウェブサイトより)。
現在は「ケン・コーポレーション」のホテルグループが運営しており、隣接する岬部分は現在も奥間レスト・センターとして在日米軍の保養施設になっています。
1978年開業というだけあって、ハコはめちゃんこボロいですねえ。もちろんそれは覚悟の上で予約を入れたのですが、スタッフのレベルが信じられないくらいに低いのは想定外でした。バレーパーキングサービスがあるのに車寄せにスタッフは不在であり、その後のオペレーションもグッダグダ。館内設備やサービスの説明にも真心がこもっておらず、自宅のアレクサのほうが愛想が良いレベルです。
ちなみに我々は夕食付のプランで予約しており、いくつかあるレストランのうち好きなところに行って良いとの案内。それぞれどんなレストランか、どんな料理かを尋ねると「ココにQRコードがあるのでそこから見て下さい」と信じがたい返答。1泊6-7万円も要する滞在でggrksと真顔で言われるとは思いも寄りませんでした。
気を取り直してお部屋へ向かいます。我々は「ジュニアスイート」タイプのコテージにご案内頂きました。広さは64平米とのことですが、メゾネットタイプであり天井が超高いので、数字以上の広さを感じます。
1階はリビングエリア。L字型の大きなソファに加え、ダイニングテーブルも備え付けられています。白を基調としたヘルシーな色合いがリゾート感を演出します。しかしながらネットは大変遅く、昼間のゲストが少ない時間帯であっても下りで20Mbpsに届かないので、ワーケーションでの利用などでは苦しいと言わざるを得ません。
2階はベッドルーム。螺旋階段を昇って雰囲気があるのですが、この階段はちょっと怖いですね。盛大に酔っぱらって足元が覚束ないことが多い私としては死を予見させる誂えです。今回の滞在で事件は何も起きませんでしたが、将来メゾネットタイプの部屋には住むまいと決意しました。
クローゼットは2階にのみ設置されており、この使い勝手はとても謎。旅行用トランクは当然に1階に広げており、ハンドキャリーで2階へ持っていけという意味なのでしょうか。そういえば2階にお手洗いは無いので、夜中にトイレに行きたくなった場合など危なっかしくてしょうがありません。
ウェットエリアに参ります。リビングルームのインテリアコードを引き継いでおり明るい印象なのですが、ドライヤーのプレゼンテーションがちょっとアレでロマンに欠けます。ちなみにアメニティは「Miller Harris TEA TONIQUE」で統一されていました。
バスルームはホテルとしては広々としており、一般家庭のそれのようです。ちなみに別館に大浴場とサウナも用意されているのですが、温泉というわけではないし結構離れているしで私は使用しませんでした。
テラスは一面の芝生に面しており大変気持ち良いですね。「Hyatt Regency Danang Resort and Spa(ハイアット リージェンシー ダナン リゾート&スパ)」のコテージエリアに雰囲気が似ていて、このお部屋で一番好きなポイントです。
敷地内の散策に参りましょう(画像は公式ウェブサイトより)。当リゾートはバカンス大好きのアメリカ人が目を付けただけあって、リゾートとしてのポテンシャルが潤沢。ブセナリゾートとまでは言えないまでも、沖縄本島においては屈指の敷地面積を誇ります。
目玉は1キロメートルに渡る天然白砂のプライベートビーチ。砂の肌理が細かくピュアッピュアに真っ白で、このビーチの美しさは世界でもトップクラスと言えるでしょう。スマホのカメラでは見たままの光景をお伝えすることができないのが心苦しい。
プールもいくつかあるのですが、これはちょっと、いやかなりダサいですね。屋内プールは無いため暖かい季節限定でしか水遊びできないのも勿体ない。ちなみにジムの用意も無いのですが、この規模のリゾートでその装備は極めて珍しいと言えるでしょう。
いわゆるクラブラウンジである「潮風のラウンジ」は名前からしてダサいですが、実際中身もダサいです。内装もスタッフもどこか洗練されておらず、外資のラグジュアリーホテルに憧れて無理くりクラブラウンジを名乗っているみが強い。他方、先述のオクマビーチに隣接しており、窓やテラス席からはエメラルドグリーンの海を望むことができ、ロケーションとしては素晴らしいです。
酒類につき、カクテルタイムだけでなく常時置かれているのは良いですね。カクテルタイムに限定するとどうしても「今だけ飲み放題だ!」みたいな雰囲気が醸成され闇落ちしてしまう方々を数多く見て来たので、こうして民度を平準化する試みは好感が持てます。
カクテルタイムのアペタイザーもそこそこ充実しており、軽くつまむにはちょうど良い塩梅です。ガッツリと腹を膨らませる料理は用意されていないので、夕食の代用とはならないのでご注意を。
夕食は和食のダイニング「いじゅ」へお邪魔しました。お品書きこそはそれっぽい雰囲気を出していますが、実際のところは国際通りあたりで食べる観光客向けの郷土料理セットと大差無く、1泊6-7万円も要する宿泊の夕食としてこれは無い。かと言って、近場に飲食店などはなく、当館の中で食事を摂るしか道はない。完全に詰んだ。詳細は別記事にて。
ところで私は週末を静かに過ごすため当リゾートのヴィラに予約を入れたつもりなのですが、ヴィラと言いつつ他の部屋と上下左右と繋がっているので、生活音の響く度合いという意味では一般的なホテルと大差ありません。夜間はチー牛グループが互いの部屋を行き来しながら大宴会を催すので、ドアを開け閉めする騒音が延々続いてとてもうるさい。

そのどんちゃん騒ぎは深夜まで続き、メロディアスな放歌は耳を圧するばかりなのですが、フロントに相談しても事情を聞くだけで結局何もしてくれませんでした。流石はggrksのサービス精神です。
寝不足状態での朝食はクラブフロアゲスト向けの朝食会場「OASIS(オアシス)」へ。一般向け朝食会場のほうが料理の種類も豊富とのことですが、ディナータイムの混雑っぷりがヤバかったので、料理の質よりも空間を優先しました。ただ、やはり当レストランにおいてもサービスのレベルは非常に低く、ぽい雰囲気を出そうとはしていますが、中身が全く伴っていないレストランでした。詳細は別記事にて。
2024年上半期やっちまったぜオブザイヤーでした。ビーチは魅力的ですが、とにかくスタッフのレベルが低い。もちろんこんな僻地では人材確保は難しいことは百も承知ですが、であればクラブラウンジなどがある高級っぽいリゾートを志向すべきではない。

ネット上の口コミにも「どこかの運動部の合宿にぶち当たり散々な目に遭った」など辛い体験談が散見され、ある意味では騒いだもん勝ち大人しくしたもん負けな世界。神戸大学のバドミントンサークルのように、乱痴気騒ぎを通じて他のゲストをオーバーウェルムする自信がある団体様ご一行のみどうぞ。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。