アンクルトム/恵比寿

恵比寿駅から歩いて5分ほど、タコ公園近くの「アンクルトム」。恵比寿のソウルフードとも言うべき老舗のスパゲッティ屋(パスタではない)であり、いわゆる「ハシヤ系」のお店です。
開業は1993年と古いお店ではありますが清掃は行き届いており、家庭的な居心地の良さがあります。厨房を取り囲むカウンター席が7-8席に、テーブル席がいくつか。トータルでは20席といったところでしょうか。ランチタイムは常に行列しているのでピークタイムをズラして訪れると良いでしょう。
ランチセットのようなものはなく、全て単品で注文する必要があります。サラダは2サイズあって、大きい方は2-3人前とのことでしたが、成人男性であればひとりでも充分でしょう。パスタの種類が多いお店ですが、サラダの種類も中々のものです。
真打登場、「タラコとウニとイカのスパゲッティ」。当店の定番中の定番とも言えるフレーバーです。写真は大盛りサイズであり、店内を見渡すと大盛りを注文する方が殆ど。麺を増やしたからソースが足りなくなるということは全く無いのが嬉しいですね。
麺は市販されているどうということのない乾麺なのですが、独特のモチっとした食感が後をひく美味しさ。バターを土台に明太子とウニがドロドロに溶け込んでおり、アジコイメたれ多めで最後のひと口まできちんと美味しい。イカもしっかり入っており、シンプルな料理ながら大満足のひと皿です。
美味しかった。オカンが作る実家の昼ごはん的な安定感があり、日常に溶け込む平和な味覚。週に何度も訪れる方が居るというのも納得です。フレーバーは常時70-80種類ほどあるそうで、これは全種類制覇したくなる。すぐ近くの「うどん山長(やまちょう)」と共に、恵比寿のランチヌードル業界を支える代表店と言えるでしょう。

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