魚屋直営すし食堂 魚まる(うおまる)/とまりん(那覇)

那覇市前島、とまりん近くにある「魚屋直営すし食堂 魚まる(うおまる)」。赤嶺にある「魚屋直営食堂 魚まる(うおまる)」の2号店であり、ランチは海鮮系の定食、夜は居酒屋として営業しています。
軒先の駐車場には待ち人が多くいますが、まずはお店に入ってすぐの記帳台に名前を書きましょう。1-2人であればグループ客をすっ飛ばしてカウンター席に通してくれるので、必要以上に気持ちがよいです。それでもグループ客・家族連れが多いのが、当店の魅力の証左とも言えます。
ミニサラダは150円。味はミニサラダ味ですが、コンビニで同等のものを買うことを考えれば割安です。
ランチにはお味噌汁が付くのですが、プラス300円の追加料金でアサリ入りに変更してもらえます。ジャラジャラと大量のアサリがぶち込まれており、自炊よりも安くつくかもしれません。
目玉の「メガにぎり20カン盛」。寿司が20カンにお椀が付いて1,680円という科学では説明できない費用対効果の良さです。しかも1カンづつタネは異なるので少しも食べ飽きることはありません。
品質そのものは回転寿司と大差ありませんが、回転寿司で20カンも食べるとこの支払金額では済まない。桁外れの生産性です。ちなみに当店では海で釣ってきた魚を買い取ってくれるという面白いサービスもあり、何ともユニークな事業戦略です。
20カンの寿司にアサリのお椀、サラダを付けても2千円と少し。私とても満足です。定食メニューや丼モノも大人気で、いずれも大ボリューム。おなかを空かせて訪れましょう。

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東京會舘 Drape(ドレープ)/日比谷

1922年に「民間初の社交場」として皇居前で開業し、大政翼賛会の本部が置かれたり、GHQの将校クラブとして営業したりと数奇な運命を辿った東京會舘。先日はフラッグシップの「プルニエ(RESTAURANT PRUNIER)」にお邪魔しましたが、この日はセカンドラインである「Drape(ドレープ)」にお邪魔しました。
窓が広く採光の良い店内(写真は公式ウェブサイトより)。この手のレストランとしては珍しくランチからディナーまで通し営業であり、一休などを経由すれば飲み放題プランもあるようです。私は店名を冠した「Drapeコース」を注文。メインディッシュが2品付き、税込みで9千円です。
すぐにアミューズが供されます。いずれも気楽な総菜であるものの丁寧なつくりであり、丁寧な生活をおくる私にピッタリです。昼シャンにピッタリだ。
前菜盛り合わせ。キッシュ・スモークサーモン・パテカンと、やはり王道な味覚が続きます。とりわけパテ・ド・カンパーニュが良いですね。レバーも上手く取り入れており、ネットリとした口当たりを愉しみます。
東京會舘がベーカリーを擁しているだけあってパンの種類が豊富。中でもコーンブレッドが良いですね。トウモロコシの甘みと香りに加え、ホロホロと崩れるような食感も面白い。キャンディタイプのリッチなバターも上々のクオリティです。
こちらはクラムチャウダーでしょうか。濃厚でクリーミーなスープに貝の旨味が溶け込みます。磯の香りがふわっと広がり、まさに海の恵みです。
お魚料理はスペシャリテの「カレイの洋酒蒸 ボンファムスタイル」。ふっくらとしたカレイを濃厚なオランデーズソースとたっぷりのバターで頂きます。マッシュルームも組み込まれており、その土っぽい風味が料理全体に深みを与えます。コッテリとした白ワインにピッタリだ。
お肉料理はオーストラリア産牛サーロインのシャリアピンステーキ。赤身と脂身のバランスが良く、玉ねぎに漬け込むこと柔らかく仕上がっています。ソースには程よく酸味がきいており、メインのお肉ながらサラっと楽しむことができました。
デザートはもちろん「和栗のマロンシャンテリー」。約70年以上前に東京會舘の初代製菓長が考案した看板スイーツであり、中にはそぼろ状の和栗がたっぷりと含まれています。ふわふわの生クリームと上品な甘味の和栗との組み合わせが見事でした。

「プルニエ(RESTAURANT PRUNIER)」にお邪魔した際はサービス料も15%で、えらい高くついたなあという感想でしたが、当店はこんなにたっぷり食べて9千円。セットメニューだともっとお値打ちに仕上がり、フランス料理の入門編として最適です。通し営業で使い勝手も良く、立地含めて何かと使えるお店です。今度は飲み放題で来てみようっと。

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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

ゆうなみ 坂下店/松川(那覇市)

那覇は松川の三叉路にある「ゆうなみ 坂下店」。自家製麺が自慢の沖縄そば専門店であり、沖縄そば屋としては珍しく11:00~21:00と長時間営業で使い勝手良し。駐車スペースもたっぷり用意されており、ピークタイムは誘導員まで登場します。
店内は広く50席近くあるでしょうか。小上がりも用意されており家族連れにも優しい。これぞ沖縄そば屋といった風情のお店です。卓上には紅ショウガやコーレーグースなどの王道オプションのほか、フーチバー(よもぎ)まで無料で用意されています。
私は三枚肉・ソーキ・軟骨ソーキがトッピングされた「ミックスそば」を注文。ちょうど千円です。軟骨ソーキの仕上がりが素晴らしく、トロトロとした口当たり。これはミックスではなく「軟骨ソーキそば」に限定すれば良かったかも、と思わせるぐらい美味しかった。
スープはカツオと豚骨からとっているそうで、濁りが無く済んでいます。他方、味わいはかなりハッキリとしており、とりわけカツオの風味が強く感じられました。トッピングにつき、お肉の他にはカマボコと刻みネギがのっています。
自慢の自家製麺。「細麺」「平麺」「よもぎ麺」から選ぶことができ、せっかくなので「よもぎ麺」を選択。生麺らしいツルツルとした口当たりにザックリとした歯ごたえ。全粒粉を用いているそうで香り高く、よもぎの風味と良く合います。
「肉めし」はプラスで330円だったかな。コンビーフ状に煮込まれた味濃いめの肉と温玉を混ぜ合わせながら楽しみます。当然に美味しいのですが、敢えて当店で食べる必要は無かったかもしれません。同じ糖質であれば麺を大盛にすれば良かった。
ネギの追加は150円。これがとんでもない量で、スーパーで買うよりも安いかもしれません。口の中がネギだらけな味がする。
以上を食べ、お会計は1,500円ほど。沖縄そば屋としては思ったよりも高くつきましたが、思ったよりも美味しかったので満足。県外への通販も積極的に行っているようなので試してみると良いでしょう。

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ガドン ナイト マーケット(Pasar Pelbagai Barangan Gadong)/バンダル・スリ・ブガワン

ブルネイで最も重要な観光地といっても過言ではない「ガドン ナイト マーケット(Pasar Pelbagai Barangan Gadong)」。観光客はもちろん地元の人々も日常的に利用する屋台村(?)であり、バンダル・スリ・ブガワンのガドン地区に位置します。屋根付きなので荒天時でも安心。
屋台村と記しましたが、全体として驚くほど清潔であり、日本の夏祭りの屋台などとは段違いに衛生的。作り置きの料理はきちんとラップされ、ハエがたからないように工夫されています。何でもかんでもジャンジャンとビニール袋を多用し、日本で紙のまずいストローを強要される暮らしが馬鹿らしく思えてきます。
私はブルネイ初心者なので、ブルネイ料理について多くを語ることはできないのですが、基本的にはお隣のマレーシアの料理に近いものが多いように感じました。それでも色んな国の良いところはすべて取り入れるスタイルのようで、日本からはタコ焼きが魔改造され、タコ抜きで販売されていました。
炭火焼もお盛んで、屋根付きの空間の下とは思えないほど気前よく炭火を活用しています。肉類はもちろん魚介類もバリバリと焼かれており、片っ端から買い占めたい欲望に駆られます。なぜかスマッシュバーガーの店も出店しており、こちらは時代を先取りし過ぎたのか、全く流行っていませんでした。
ジューススタンドもたくさんあります。ブルネイは宗教上の理由からアルコールは許されないので、その代わりに皆やたら甘い飲み物をよく摂ります。新鮮な果物のジュースをよく見かけるのですが、既に砂糖がたっぷり加えられているのが残念。なぜかスイカジュースだけ砂糖抜きが用意されていたので、そればっかり飲んでました。どれも1杯1ブルネイドル(約110円)です。
揚げ物も豊富で、春巻きや揚げワンタンが3-4本で1ブルネイドル(約110円)と格安。地元の方は揚げたバナナを良く食べるようで飛ぶように売れていくのですが、日本人の口に合うかどうかは微妙なラインです。
麺類も豊富で、きしめんの焼きそば(焼きうどん?)のような料理が目を惹きました。これが1パック1ブルネイドル(約110円)であり、東南アジアで最安値の麺料理ではなかろうか。
〆にブルネイのブルネイの伝統的なお菓子「Kueh Malaya」を頂きます。ふわふわのパンケーキのような生地に好きな具材を選んび、その場で包み焼きしてもらいます。
私は主流であり砕いたピーナッツのほか、チーズも組み込んでもらいました。甘くてしょっぱい味わいが心地よく、ふわふわモチモチの生地とよく合います。ただ、デザートとしてはちょっと量が大杉ですね。3-4人で1枚注文し、みんなでシェアすると良いでしょう。
目についたものを欲望の赴くままに食べ飲み歩いたでのすが、それでも2千円程度しか使いませんでした。ブルネイはオイルマネーのおかげでアジアで最も豊かな国になったとされていますが、物価がこんなに安いのはどういったメカニズムなのだろう。

屋台村としては何もかもが清潔なので、ブルネイ料理のひと通りをオムニバス形式で理解するに最適。イートインスペースもあるので、グループで訪れ、買ったものを色々と持ち寄ってシェアするのも楽しいでしょう。なお、現金しか使用できないのでご注意を。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

小林食堂(こばやししょくどう)/五反田

五反田と目黒の間、首都高の高架下近くに佇む「小林食堂(こばやししょくどう)」。イタリアンとフレンチをベースとしたレストランであり、地元民に人気の旨いもの屋です。 
店内はテーブルが7-8卓ほど並べられ、トータルでは30席ほどでしょうか(写真は公式ウェブサイトより)。都心にあるもののガチャガチャした忙しさは無く落ち着いた雰囲気です。ホールのおっちゃんのテンションが妙に低いのが気になりました。宝くじ外れたのかな。
飲み物は高くなく、コエドが千円を切りボトルワインも5千円台から始まります。ガンガンと飲むような客層ではなく、みな2-3杯ほどに留めている印象です。
料理は黒板メニューからアラカルトで注文。まずはカルパッチョ。魚は鹿児島産のロウニンアジと何だっけな、いずれにせよ弾力のある白身魚であり、また、彩り豊かで様々な食感の野菜がたっぷり使われているのも魅力です。二杯酢のゼリーの爽やかな酸味と甘みが魚介と野菜の美味しさをさらに引き立てます。
馬肉のタルタルステーキ。馬肉特有の仄かな甘みと上品な香りが特長的。滑らかな舌触りとネットリとした食感も心地よく、差し込まれたポテトチップスのサクサクとした歯触りも程よいアクセント。
パイ包み焼きの中には砂肝とマッシュルームがたっぷり。サクサクのパイ生地と、グニグニとした歯ごたえが感じられる砂肝のコントラストが面白く、キノコ独特の芳醇な香りが奥深い味わいを生み出します。 
パスタはリングイネ。濃厚な甘みのオマール海老のエキスがトマトソースに溶け込み、クリームのコクと絶妙なバランスを奏でます。ちょっとサイズが小さいかな。美味しいだけに、もっと量を食べたかった。
お肉料理の前に氷菓が出ます。ライチの甘くみずみずしい香りと、ラズベリーの甘酸っぱさが舌に心地よい。
メインは鳩のロースト。カジュアルなレストランで鳩が用意されているのは珍しく、独特の風味と柔らかく繊細な肉質が堪らなく旨い。シンプルながらも奥深い味わいで、噛むほどに深い味わいが広がります。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1.3万円といったところ。安いコースだと5千円ほどからの用意があり、ランチであれば更にお値段控えめ。ネオンサインに毒されない住宅街ならではの費用対効果であり、普段使いの最高峰とも言うべきお店です。家族やお友達と気軽にどうぞ。

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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
イタリア20州の地方料理を、その背景と共に解説したマニアックな本。日本におけるイタリア風料理本とは一線を画す本気度。各州の気候や風土、食文化、伝統料理、特産物にまで言及しているのが素晴らしい。イタリア料理好きであれば一家に一冊、辞書的にどうぞ。