サウザンステーキ 栄町店(Thousand Steak)/大道(那覇市)

沖縄独自のステーキ文化を支える「サウザンステーキ 栄町店(Thousand Steak)」。南方の、ではなく1,000すなわち「千円ステーキ」で名を馳せた低価格ステーキ専門店です。那覇の飲み屋街・栄町にあり、安里駅出口から歩いて5分程とアクセス至便。本通りから少し脇道に入った場所にあり、全面ガラス張りで、周りが暗い中でこの角だけ異様に明るく目立ちます。
店内はカウンターのみで10席ほど。コの字型のカウンターで、吉野家やすき家のようなレイアウトになっており、向かい合う形で5席ずつ、真ん中の通路を店員が行き来しながら配膳するスタイルです。冷房が機能していないのかとにかく暑く、外国人スタッフにそう告げると、ニコニコとした笑顔が返ってくるだけでした。また、一般的な日本人の衛生観念と異なるシーンが多々見受けられ、食事の前から食欲が失せて来る。
私はスープとサラダとミニタコライスが付く「サウザンステーキセット」を注文。1,780円です。スープは沖縄の老舗ステーキハウスに共通する伝統的な黄色いポタージュスープの風味を踏襲しており、私の好きなタイプではありません。サラダには親の仇のようにドレッシングがかかっており、ドレッシングの味しかしませんでした。
「サウザンステーキセット」のステーキは110グラム。使用されているのは赤身の牛ランプ肉で、噛み応えのある食感が特徴的。見た目は硬そうな印象を与えますが、実際に食べるとしっかり硬い。とは言え千円台で楽しむことができるステーキという意味では悪くありません。
卓上には沢山のソースや薬味が用意されています。BBQ風味でジャンクかつ濃厚なオリジナルステーキソースは強い満足感を与える一方、醤油ベースに玉ねぎの甘みと適度な酸味を加えた和風オニオンソースは肉本来の旨味を引き立てます。これらに加え、沖縄伝統の酸味が強いA1ソース、醤油、おろしニンニク、ワサビなどが常備されており、複数の味覚展開を楽しめる設計となっています。
ミニタコライスは全然ミニではありませんが、その殆どがライスなので、コアな部分はやはりミニです。一般的なタコライスの味覚を期待するのではなく、ステーキのセットとして付随するライスにタコミートやチーズがチョロチョロと乗っている程度と捉えましょう。
以上を食べて1,780円。一番安いステーキのセットは1,480円で店名のコンセプトからは乖離がありますが、昨今の物価高を考えれば、まあ、こんなものでしょう。それよりもスタッフ全員が外国人で、私の知らない言語でずっと話し込んでいるのが気になりました。日本に居るのに日本人の居心地が悪いお店でした。

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