Xmas横浜ワンナイトクルーズ vol.4

和食が超絶まずかったため、ついカッとなって洋風朝食バフェへ。クルーズならではの2回食いである。
サラダバーはフォルクス以下。というかフォルクスのサラダバーはかなり美味しい。あそこのサラダとスープとパンだけで充分。いつも肉があることをうっかり忘れてしまう。
食指が動かない。。。
チーズとハム、ヨーグルトだけを皿にとって席につこうとすると、その席がない。全て埋まっている。埋まっているだけで、スタッフが案内したり、並ばせて順番に案内したりも一切しない。全員が早いもん勝ち椅子取りゲームのフードコート方式。レストラン中、トレイを持ってウロウロウロウロ席を探している難民が大量発生。10分近くどこにも座れなかったので、ウェイターに、10分ぐらい座れないんだけどどうしようと相談すると「アイテルトコニスワテクダサーイ」との回答。もう諦めてトレイごとそこらへんの棚に置いて立ち去ることにしました。結果として食べ物を粗末にしてしまいましたが、私は絶対に悪くない。自由を奪われたウェイターも悪くない。運営が悪過ぎる。
ライブラリーで雑誌を読みながらくつろぐ。久しぶりに平穏を取り戻しました。
ビジネスルームはインターネットが10分1,000円とキャバクラ級。
横浜港が近づいてきたので、船首のラウンジで待機。
ウェイターに写真左の飛鳥限定的なコーヒーを注文。すると英語で「これはムリ」との回答。なぜだメニューに載っているじゃないかと問い詰めるとメニューの裏側を指差し、
「左上のレギュラーコーヒーなら出せる」とのこと。いや絶対にこれはおかしいおれはこのすげー限定って自慢してるやつを飲みたいんだよと食い下がると「私は日本語が読めないので、訳してくれないか」との依頼。
「一杯の珈琲まで、飛鳥には物語があります。」

…。いや、これを訳してしまうと彼はますます混乱する。もう何もいらないと告げ、別の物分りが良さそうなウェイトレスを呼び止め、同様のオーダーをするとあっさりと通りました。なんなんだこいつらほんとに。日本語読める読めないに関係なしにさ、気にならないわけ?こんなデカデカと推してあるメニューが何なのかを自分が理解していないことについて。
ベイブリッジが近づいて来たぜー!

くぐる!
船のてっぺんと橋の一番下の差は10m未満!おー、なんかギリギリガールズじゃん!

というわけで、最低最悪な船旅でした。ワンナイトクルーズでほんとに良かった。9日間のクルーズとかだったら発狂してたかもしれない。

なぜ飛鳥Ⅱが絶賛されているのか、そして高価なのかがさっぱりわかりません。船旅マガジン「CRUISE」(海事プレス社)のクルーズランキングで21年連続1位とか絶対に何かおかしい。それから、
この号に至っては、いかにフィリピン人クルーたちが飛鳥のために訓練され、ホスピタリティに溢れた完璧なサービスを提供するかについて熱い熱い特集が組まれていたのですが、どこでそんな茶番が繰り広げられていたのか。いや、フィリピン人クルーたちは悪くない。雇用主が絶対的に任務懈怠。

やはり、日本人は外国人を扱うのが上手くないというか、慣れていないんだと思います。欧米だと、自分と異なる人種と働く機会が日本に比べて圧倒的に多いため、自然と仲間と認めることができるのかなあ。

今後、私は日本船に関与することは二度と無いでしょう。日本という国は、クルーズというエンターテインメントを支えるセンスが無いと確信しました。話は飛びますが、たぶんカジノとかも向いてないと思います。根拠はありませんが、直感的にそう思う。

旅行代理店に次のクルーズの相談に行った際、「あ、海外のクルーズに乗ったことありますか?あー、それなら絶対に日本船とか、日本発着はやめたほうが良いですよ。完全に別物と捉えて下さいね。ほんと、そういう船のゲストたちは、ドレスコード守らないし、食べ放題ってことにしか価値を見出さないし、有料メニューとかは意地でも注文しようとしないし。海外のクルーズを楽しいと思える人は、そのまま海外で楽しんだほうが良いんです、絶対に。日本船はね、英語ができない人が日本語代金としてぼったくられているだけなんですよ」とのアドバイスを受けました。

ということで、次はMSCにしようかな。でもやっぱり安定のプリンセスクルーズかな。でもライン川とかのリバークルーズとかも捨てがたいかな。キュナードは年齢層に合わないかな。カリブに行くならオアシス級に乗るべきかな。

海は広い。



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