Xmas横浜ワンナイトクルーズ vol.3

もうこの船には何も期待するまいと完全に諦めきっていたのですが、船内新聞を読むと、有名なマリンバ奏者(篠崎陽子・藤本亮平)の演目を発見!彼女たちは陸の上で勝負しており、たまたま今回この船のビジネスを受けただけなので期待できる!最後の力を振り絞って参加!

早めに会場に到着したため人はまばら。本当にここで開催されるのか不安になり、そこらへんにいたウェイターに「マリンバのショーはここであってる?」と聞くと「ココデワピアノトフルートノエンソウガオコナワレマス」との回答。しかしどこにもピアノはないし、目の前にあるのは確実にマリンバであったため、自分を信じることに。
混じりっ気無しのマリンバでした。助かった。しかしどうしてどうでも良いウソをつかれたのか。わからないならわからないと言えば良いのに。

ところでこのマリンバ、ものすごく良かったです。クリスマスソングを主体に有名どころの曲をいくつか。モーツァルトのトルコ行進曲がジャズ風のアレンジで、ファジル・サイ?でもあのアレンジはやっぱり躍動感のあるピアノで聴きたい。マリンバでは表現が限られるので伝統的なトルコ行進曲で良いんじゃないかと思いました。すんません文句ばっか言って。全部飛鳥Ⅱが悪いんです。

ともかく本当に素晴らしい演奏で、自然発生的に観客からアンコールが生まれて感激。予定調和でなく、純粋な意味でのアンコールを経験したのは初めて。最高でした。
トイレのハンドソープはモルトンブラウン。こんなところに金をかけてないで、従業員に日本語とウソをついてはいけませんということを教育せよ。
夜もふけ、良い雰囲気に。
そう、ハコはそんなに悪くない。サービスが最悪なんだ。
ダンスホールでは生演奏にあわせてみんなで踊るの会。すげーおじいさんとかがバッチリ社交ダンスしててすごくカッコイイ。毎曲毎曲ガチで踊っている人たちは、ダンス用のドレスを持ち込んでおり、このために乗船してるんジャマイカ。いいな、いつまでも続けられる趣味があって。高校時代の友人に、こういう系のプロのダンサーがいる(という噂を聞いた)ので、なんとか連絡とって教えてもらいたい。
深夜になるとお夜食が出てきます。
きつねうどんはパスし、ちまきとシュウマイを少しだけ。レトルトですが、夕食のどの皿よりも美味しかった。

そういえばここでも微妙なやりとりが。空いていたので窓際のふたり席に座ろうとしたら、フィリピン人ウェイターが「アチラヘドウゾ」。え?空いてんのになんで?と聞くと、壊れかけのレイディオのように「アチラヘドウゾ」を繰り返すのみ。あちらへ行くのは構わないが理由を聞きたいと食い下がると「ニホンゴワカリマセンヨンデキマス」。すぐに日本人スタッフが来て、あそこに座ろうとするとダメだと言われるんだけどなんで?と問うと、「へ?構いませんよ?どの席でもどうぞ」との回答。なんなのこいつら頭おかしいんじゃねーの。理由なんだよ超気になるじゃねーか。
日の出のために早起き。絶景である。
卓球台やゴルフレンジがあることにようやく気づくが時すでにお寿司。

従業員と関わらなければ、ああ、自分は今クルーズ旅行を楽しんでいるんだと悦に浸れます。
朝食は和食。
吉野家の朝定食よりも劣る。特に魚。縞ホッケが恐ろしく不味くて1口で降参。いや別にコレ、船にムカついて話を盛ってるワケじゃなくて、本気で純粋に不味いんですからね。
塩昆布が最も美味しかったです。



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