Restaurant Kirchenfeld/Bern

「レストラン巡りのためにスイスにいらっしゃったと伺っています。今夜はとっておきのスイス料理のお店、予約していますから」と、ホストは自信満々。「予約は19時なので、バーで1杯飲んでから行きましょう。非常にローカルなバーです」
連れてこられたお店が「Papa Joe's」という、エンタメ系レストランに付随するウェイティングバーでした。「時間をつぶす=店で何か飲む」というスタンスが一貫しています。
予約時間が近づいてきたのでキルヒェンヘルト橋を渡り、お目当てのお店へ。なるほど確かに年齢層が高く、きちんとしたお店のようです。創業は1885年と大変な老舗。
 私は迷いなく「本日のコース」的なものをお願いしたのですが、彼らはアラカルトで注文。
ワインも地元の彼らにお任せ。二十歳そこそこに選ばせるのは酷かと思いましたが、店員と共にシャルドネがどうのイタリアの土着がどうのと堂に入った議論を展開しており感服します。私の二十歳の頃なんて、起きるまで寝て寝るまで起きるを日々繰り返し、金が入れば渋谷のちとせ会館で1杯100円のビールを10杯飲む生活だったというのに。
パンは普通。
バターも普通。お店のロゴが入ってはいるのですが、絵心に欠けます。
アミューズは野菜のラザニア。パスタはもちろんのこと、ニンジンのボリュームが前面に出ており腹が膨れてしまう。味はアメリカのデリカテッセンでのそれと大差ありません。
前菜は野菜のスープ。耳にしたことのない野菜であり、白いニンジンのようなものらしいです。サツマイモを想起させるほどの甘さであり量もたっぷり。まずくはありませんが前菜としては失格。
前菜2皿目はチーズのラザニア。これも重い。チーズそのものは間違いなく美味しいのですが、後続工程が不安になる単調な味わいでした。
ホストにスイス料理とはどういうものなのか、と説明を求めると「大体白くて大体チーズ」との回答。納得。
メインはタラのポトフ。ポトフは肉料理でしか食べたことがないので新鮮。なのですが、雑な調理ですね。私でも作れます。味も一本調子で俺のフレンチレベル。
チーズかデザートを選ぶことができたのでチーズを。ひとり3種のチョイスなのですが、私と妻で計6種、君たちのセンスで選んでよと丸投げ。がってんだと腕まくりをしそうな勢いで3人が議論を重ねる。ああ、彼らにとってチーズやワインって、日常生活に完全に溶け込んでいるものなんだろうな。
ブリー、シェーブル、ルブロションに
グリュイエールと、、、忘れました。せっかく選んで下さったのに申し訳ない。
お茶の前にオマケで出てきたアイスがピノっぽくてほっとする味わい。ワインじゃないよアイスだよ。
コーヒーを飲んでごちそうさまでした。

以上、これだけを食べ、ワインをグラスで4杯飲んで、ひとりあたり12,000円。高い。。。東京なら6~7千円ぐらいで収まって欲しいレベルのお店です。ランチのチキンでも思いましたが、およそスイスでの生活は、日本の倍はお金がかかると考えておいたほうが良いでしょう。

ただし、この費用対効果の悪さについて当店に責は無く、スイスの物価の高さや日本の円の弱さに起因します。今風に言うと「日本円落ちた日本死ね!!!」ですね。

サービスや空間、客層に間違いは無いため、ベルンできちんとした食事をしたい場合は是非どうぞ。高いけど。



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Restaurant Kirchenfeld
夜総合点★★☆☆☆ 2.5
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