鼎泰豊 101店(DIN TAI FUNG、ディンタイフォン)/台北

日本人にとって小籠包と言えば「鼎泰豊(ディンタイフォン)」でしょう。ニューヨーク・タイムズ紙で「世界の10大レストラン」に選ばれ一躍知名度が上がり、東京「タカシマヤタイムズスクエア」に海外初出店。その後も国外のマーケットを次々と開拓し世界の人々を味覚的に征服。2010年には香港九龍新港店がミシュランガイドで1ツ星の評価を獲得しました。
この日は台北101店にお邪魔しました。観光客もいるのですが地元客が圧倒的に多く、それでいてピークタイムは140分待ちにも及ぶのだからその集客力には舌を巻く。それでも店頭で受付を済ませた後はネットで現在の呼び出し番号を確認できるのはストレスは全くなし。台北101に到着と同時に整理券をもらい、その後はのんびりショッピングを楽しみましょう。
自分たちの順番がやってくると、テーブルまではロボットくんが案内してくれます。台湾の飲食店はこういったロボットを活用するお店が非常に多く、またQRコードからの注文も当たり前で、日本の飲食店よりも数歩先を行っているような気がします。
中華圏は食事と酒を分けて楽しむ傾向にあり、置いてあるアルコール類はこのビールのみ。消費期限が製造日より18日というビールであり、実にフレッシュで青りんごのような爽快感を感じられます。
小籠包の前にも色々と注文しましょう。こちらは茄子をどないかしたものであり、盛りつけも美しく味わいも素晴らしい。サラっと「富麗華」で出てきたとしても何の違和感もないクオリティの高さです。
豆もやし。自宅で調理するには若干面倒な料理ですが、台湾では割に気前よく安価に楽しむことができます。
空心菜の炒め物。調味は塩味主体で上品な味わい。中国料理は油の印象が強いですが、実は野菜をたっぷりと摂ることができるジャンルであり、意外にヘルシーです。
主役の小籠包。美しく折られたヒダの数は18と規定されており、重さもピッタリ21グラムと厳格に定められています。スープや具が透けてみえるほど薄い手作りの皮はツルツルとした食感で口当たりが最高。皮の中に込められたスープとタネは極めてバランスよく、もはや高貴といって良いほどの上品な味わいです。東京で食べると千円程度ですが、台北で食べると500円程度に落ち着くのも嬉しい。
こちらはカニミソ入り。当然に美味しいのですが、プレーンなものに比べると倍近い価格設定なので、色々と思うところがありました。変わり種で行くとトリュフ入りなどもあるので、お茶目な方は話のタネにどうぞ。
ワンタンスープ。ワンタンには海老と豚肉がギュギュっと詰まっており、ある意味では小籠包よりも食べ応えがあります。炭水化物中毒の方は麺入りのものを注文しても良いでしょう。
以上を2人でシェアしてひとりあたり3千円ほど。台湾における小籠包を中心とした食事としては飛びぬけて高いですが、日本で食べることを考えれば大らかな気持ちを保つことができます。
ちなみに地元のゲストは意外に小籠包を注文しておらず、いわゆるロイヤルホスト的総合系ファミレスとして活用しているように見えました。お隣さんの焼き餃子が旨そうだったので、次回に注文してみよう。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたいかた必読の書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。客に日本人は殆どいないのですが、コロナ禍で海外に行けない今、ある意味では海外旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。