香港迪士尼樂園(香港ディズニーランド)/迪士尼駅

私を香港に誘ったは良いものの、特にプランは立てていない美女ふたり。であればと、「も、もし良かったらぼ、僕とディズニー行ってくれないかなかな」と恐る恐る申し出る。「キャハハ☆ディズニー!イケマシュラン!」とご快諾頂けました。私としては5月にカリフォルニアのふたつのディズニー、ならびに東京ディズニーランドへと連続でお邪魔しており、何となく義務感に駆られていたのです。
一方で、香港に住んでいた友人から「香港のディズニーはマジで小さいし空いている。4~6時間も居れば充分」という情報を得ていたため、丸1日を過ごすということはなく昼前から夕方までと大人なプランで参ります。
香港ディズニーランドはアクセスが非常に良い。空港からはタクシーで15分電車で15分、市街地からであっても電車で25分ほどです。また、ディズニーシーに行く時のようなそれ専用の列車に乗るのですが、別料金というわけでもなく良心的です。

それにしても、舞浜のディズニー・リゾート・ラインの料金設定の酷さと言ったら無い。今からお宅のパークに行くってのに、往復で520円ですよ。しかもグルグル遠回りして時間かかるし。最近では舞浜から歩くことにしていますシーに行く時は。徒歩15分。歩いた方が速いし安い。
東京のゲストほど浮かれることもなく、淡々と遊園地に向かいます。うん、これでいい。やっぱ東京のゲストはテンション高すぎだと思います。
ちなみに香港ディズニーランドは香港政府が熱烈に誘致して開業にこぎつけたパークであり、約半分を政府が出資しています。しかし面積が他のパークに比べ狭く、アトラクション数も少ないことにより、入園者数が全く伸びない。責任者を更迭したり従業員をレイオフしたりと苦難の時代が続き、段階的な面積の拡充とアトラクション数の増加によって開業7年目にしてようやく黒字に転換した、ディズニーグループの問題児なのです。
カリフォルニアと同様に眠れる森の美女の城がシンボル。それにしても暑い。ゲストのほとんど、老若男女問わず日傘をさしています。私は濡れタオルを頭に載せながら日光を遮ろうとするのですが、あっと言う間にタオルが乾いていくのが恐ろしい。
アイスを買っても一瞬でコレもんです。木陰でのんびりとアイスを舐める、といったことは許されず、溶ける前に慌てて食べる必要があります。
バズのドローン的なおもちゃが楽しい。ところで、当パークの入場料は539HKDでした。日本円で7,500円ほど。東京と大体同じですね。東京のほうがクオリティが高いとは思いますが、香港は何より空いているので、1円あたりのエンジョイという意味では香港のほうが勝っています。
灼熱地獄の屋外は空いているのですが、冷房の効いたフードコートなどにはまず入れません。皆考えることは同じです。ちなみに当パークはレストランでふかひれスープを出すことについて環境保護団体から非難され、メニューからの削除を余儀なくされた黒歴史があります。
アメリカと異なりデブは少なく、キャストの質も高い。ただ、殺人的な暑さでもあるため、着ぐるみの中の人が熱中症でイケマシュランしないかと気がかりでなりませんでした。

それでは恒例、アトラクション別の感想を記します。★はオススメ度です。

■Buzz Lightyear Astro Blasters/★★
 「トイストーリーランド」という敷地があるのにも関わらず「トゥモローランド」に居を構えるバズ。無計画に段階的拡張などするからこんなチグハグなことが起こるのだ。
香港は的が緩いのか、それほど調子が良かった記憶はないのに人生最高得点を叩き出しました。私がアストロヒーローになれる日もそう遠くはない。

■RC Racer/★★
トイストーリー劇中に登場したRCに乗ってハーフパイプを行ったり来たりするアトラクション。見た目よりも高くスピード感に溢れ、内臓が空中に浮くようなフリーフォール感もあり、新鮮でした。

■Toy Sildier Parachute Drop/★★
トイストーリーの緑の兵士たちの落下傘訓練です。足がブラブラで踏ん張りがきかず、意外と怖い。

■Mystic Manor/★
2013年に開業したばかりの「ミスティック・ポイント」という敷地にある、ホーンテッドマンション的なホラー系のアトラクション。
椅子に座っているヘンリー・ミスティックという探検家とペットのアルバート(猿)の物語。写真は探検サークルの集合写真なのですが、ハイタワー三世とシリキ・ウトゥンドゥが一緒に写っています。世界は狭い。
ハニーハントのようなレールの無い乗り物で建物内を縦横無尽に巡ります。何とも不気味な世界観とBGM。ちょっと他のディズニーには無い気持ちの悪さでオススメです。

■Big Grizzly Mountain Runaway Mine Cars/★★
「グリズリー・ガルチ」というゴールドラッシュ期前後のアメリカを舞台とした、他のディズニーの「フロンティアランド」「ウエスタンランド」に近い敷地にあるアトラクション。
ビッグサンダーマウンテン的にちょうど良いスリルで炭鉱を駆け巡るのですが、この急斜面を昇りきる際に信じられない事態が発生します。いや、わかるけど、こんなのってアリなんだ。ネタバレするので記載はしませんが、意外性に溢れた素晴らしいアトラクションでした。待ち時間は5分だったので、連続で2回も乗っちゃったもんね。

■Hyperspace Mountain/★★
フォースの覚醒公開記念イベントは香港でも開催中。スペースマウンテンも期間限定で衣替えです。BGMや映像がスターウォーズ仕様となっており、ファンにはたまらん乗り物でしょう。

ちなみに当アトラクション屋上において、労働環境の劣悪さを憂いて喉元にナイフを突きつける自殺未遂事件が発生したことがあります。こういうブラックバイト的なニュースを聞くたびに、「辞めりゃいいだけなのに」という感想しか持てない想像力に乏しい私。誰か彼らの心理状態をわかりやすく解説して下さい。

■"it's a small world"/なし
違和感。"it's a small world"は、民族衣装をはじめとした文化的な背景を理解できるか否か、教養が試されるディズニーで最もインテリなアトラクションと捉えていたのですが、香港のコレはそこらへんでディズニーキャラクターが踊っていたりして大衆に迎合した方向性。"it's a small world"の世界観をぶち壊しているので好きじゃありません。

■Hong Kong Disneyland Railroad/なし
パークをぐるりと取り囲む線路。てっきり一周してくれるのかと思いきや、半周で強制的に降ろされます。どうせ空いているんだから、そのまま乗せてくれてもいいのにな。

これだけのアトラクションを楽しんで、所要時間はたったの5時間!季節を選べばこんなに快適なパークは無いと思います。

また、中国にあるパークなので当然に中国人だらけなのですが、銀座で爆買いしている人々とは雰囲気が全く異なり、ごくごく普通のアジア人でした。ガラパゴス化した東京のゲストと比べると、ある意味では香港ディズニーランドのゲストのほうがマナーが良いです。

「香港に行ってまでディズニー?」と眉をひそめる旅行者もいるかもしれませんが、半日でそれなりに楽しめるという意味では、かなりオススメできる観光地だと思います。

2016年末には「アイアンマン」をテーマにしたアトラクションが開業予定。また香港に訪れる機会があれば、是非遊びに来たいと思います。

今回の香港旅行を時系列にまとめました。下から上に向かってます。

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