島根、広島、山口 vol.1


出雲空港着。非常にシンプルな空港つまり何も無く、東京からの到着便にあわせて市街地行きのバスが出発します。向かうは県庁所在地の松江。真昼間から信号という信号が黄点滅なのが美しい。彼らは一生青く灯ることがないのかと思うと不憫でならない。
松江着。思っていたよりも田舎ではないですが、基本はしっかり押えた田舎でした。ガイドブックに載ってる飲食店の情報のほとんど広告に読めたので、事前にインターネットのクチコミとやらで調べていた「しまね和牛」を食べさせて下さる評判のレストランへお邪魔します。
「ロース100g、3,150円。ライスまたはパンは\210。」むぅ、セコい。ライスぐらいタダにしろ。美味しいですが大騒ぎするほどのものではありませんでした。
市内散策。なんとなく目に付いた競艇の場外舟券売り場へ。無計画。ところで皆さん競艇を見たことありますか?私も最近スカパーで初めて見ておおお新しいと思ったので少しご紹介。

1周600メートルを3周して一等賞を決めるスポーツです。誰がどの舟に乗るかはクジとかそういう方法で決めたはず。ヨーイドンでスタートするんじゃなくて、だらだら試運転してて、だいたいスタート時刻15秒前ぐらいから全艇スピードを上げ始めて、スタート時刻から0秒以上1秒以内にスタートラインを通過しないと失格、舟券は払い戻し、選手にはペナルティという、なんだかすごいスポーツです。

だからもう、いかに最高速でスタートラインをタイミングよく切るか、いかに第1コーナーで内側を取って先頭に出るかが勝負なわけです。逆に言うと、第1コーナーを回った時点で大勢は決します。

何が言いたいのかというと、このスポーツは「盛り上がりどころがない」のです。リレーや競馬はだいたいゴール前が超盛り上がりますが、競艇はずーっと盛り上がり所がなく、みんなしーんとしてるんですね。ちょっと不気味。一度、テレビか何かで見てみてください。おおお新しいと思うから。

また、新人はブレて他の艇に迷惑がかかるから、最内を取っちゃダメという、信じられない暗黙のルールがあったりと、中々に人間味の溢れる競技です。ちなみに競輪は「同じ学校出身の先輩がいるから後輩は遠慮して走る」「しかし結婚式披露宴に呼ばれなかったので裏切りがあるのではないか」のように八百長が前提の競技で、倍率もそれを折り込み済みだったりする、ある意味知能的なギャンブルらしいです。

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国内旅行もすごく大事にしています。なんてったって安い。みんなハワイなんか行くだけでなく、日本の名所と美食を巡る人生の豊かさも知って欲しいな。