島根、広島、山口 vol.9

さて、お好み焼きの時間です。

■へんくつや
https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34000033/
忙しいのはわかるが店員が横柄。雰囲気悪し。それでいて味は特段良いわけではないのですぐに退店。不完全燃焼だったので、挽回すべく2次会へ。

■五エ門
結論から述べると大当たり。適度な混雑具合と活気の良さ。客も店員も良い顔してます。やっぱ良い店は雰囲気から違いますね。客が楽しく過ごしているのはもちろんのこと、店員も、どんなに忙しくても活き活きと働いています。 

前夜の経験を基に広島は良いモツを良い値段で出すと判断。勘で「ホルモン塩焼き」を注文。「塩ですけぇの?今日のホルモンは良い脂のっとるけぇ、タレのほうが良いじゃけん。じゃあの(イメージ)」との提案を頂きました。ホールが食材を把握している期待大。

この店はタレにつけておいたホルモンをニラとタマネギで炒めてから、またまたアルミホイル皿の上に入れてグツグツ系でした。はぁ、うまい。ため息が出る。しかもこれまた500円ぐらいと格安。広島の人が東京でモツを食べると怒り出すに違いない。

■五ェ門
https://tabelog.com/hiroshima/A3403/A340303/34000067/
翌日機上の人となる前に、〆にホルモンとお好み焼きを。運良くゆうべの「五エ門」が空港に出店していたので迷うことなく入店。昼からビールを飲む背徳感。

総括。お好み焼きの浸透率で言えば、広島は大阪を凌駕します。広島人はお好み焼きを水道水のように取り扱う。20歳前後の女の子がひとりカウンター席で1枚食べて、600円払って帰ったりするんです。ラーメンや牛丼、ハンバーガーと同じレベル。ソウルフードとまで言えば大げさですが、日常食として定着しているのが素晴らしい。

ただ、好みの問題だとは思いますが、関西風のほうが料理としての完成度は高いです。関西風は生地に具や卵、ふわふわさせるためにすりおろした山芋などを錬りこみ、食感を楽しむために焼き方に物凄くこだわる。他方、広島風はどうも生地とキャベツと肉と麺と卵がバラバラでまとまりがなく、焼き方もギュっと押し付けたり、パンパン叩いてひっくり返したりと暴力的な調理。最終的にはどちら風でもソースまみれになるから味は大差ないのですが、食感・一体感・焼き方へのこだわりを鑑みると、私は関西風が好きですね。


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国内旅行もすごく大事にしています。なんてったって安い。みんなハワイなんか行くだけでなく、日本の名所と美食を巡る人生の豊かさも知って欲しいな。