クッチーナ イタリアーナ アリア(CUCINA ITALIANA ARIA)/六本木

ビストロチックAOCエスなど、六本木十番界隈で快進撃を続けるLIVE CREATEグループ。今回は六本木の裏路地にあるイタリアンにお邪魔します。
平日の18:30で既に満員。人気の程が伺えます。客単価がそう高くないお店なので年齢層は若い。テーブル間隔が狭くお隣の会話が丸聞こえであるため、ウフフなデートというよりは皆でワイワイやるのにちょうど良さそう(以上、写真は食べログ公式写真より)。
前菜盛り合わせ。左下のカボチャのマッシュポテト的なものがグッド。芯のある甘味に味のある具材がゴロゴロ。写真上のホタテの品質が低く生臭いのが残念。
イベリコ豚ベーコンのシーザースサラダ。これは普通に美味しいですね。ベーコンのコクが強く、バランスよく味の回ったレタスにピッタリ。もう少し盛り付けに工夫があるとアガります。
鹿児島県産黒豚の自家製イタリアンソーセージ。コクのある豚肉を咀嚼するとジュワーと甘い脂が流れ出てきます。程よいスパイスの使い方も申し分なし。欲を言えばひとり1本食べたかった。
熟成真鯛とカラスミのアーリオオーリオ。やはり当グループは麺が抜群に旨い。モチモチとした歯ざわり、噛み締めるたびに口腔内を満たす小麦の旨味。こんなに美味しいパスタは中々ないぞ。

カラスミは実に「末席を暖めております」程度の量であり、これならカラスミという表記は消してしまったほうが良さそう。やはりカラスミのパスタと言われると、カラスミカラスミしたものを期待してしまう。
黒トリュフとイベリコ豚ベーコンのカルボナーラ。くどいようですがやはり麺が旨い。しかもこのようなネットリ系の料理のほうがより麺の美味しさが引き立つような気がしました。コッテリとした調味も私得。黒トリュフは先のカラスミと似たようなベクトル。やはり黒トリュフと言われるとこういうのを期待してしまう。
柔らか牛ハラミステーキ。これは旨い。清澄な肉質で往年の和久井映見を彷彿とさせるピュアな味。余計な手が加わらずにドーンと肉の味が響きます。
デザート盛り合わせはちょっとやっつけ仕事感があり、コンビニスイーツ級でした。

これらの料理に飲み放題がついてひとり6,000円程度。驚異的な費用対効果の高さであり、六本木界隈であればトップクラスにリーズナブルなお店です。色々と細かな指摘をしてしまいましたが、この支払い金額であれば大満足。仲の良い友達との飲み会に打ってつけ。次回は奥の個室で飲み会しようっと。


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レストランの在り方に迫るというよりは、六本木の今にクローズアップした特集。ラグジュアリーで儚い夜の街へと誘うガイドブック。紙媒体は売り切れちゃうのでお早めに。

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