アイコニック/銀座

ベルビア館の最上階。この立地でお酒含めて20,000円でおさまるということで、使い勝手の良い人気店です。
アミューズに合わせてもらったアペリティフ。クレマン(スパークリングワインの一種)にアプリコットのリキュールを添加したカクテル。これ単体だと甘すぎてちょっとムリ。
だがしかし、フォアグラのムースにトリュフだらけの一品にはぴったりでした。でもなあ、最初からこんなどぎつい皿はどうなんでしょう。会議でモメたんじゃないかと無駄に心配してしまう。そして結局スッキリするために純粋なクレマンをもう一杯いただくのであった。
前菜はホワイトアスパラガスにたらの芽、ふきのとう、春菊。季節感満載ですばらしい。山菜のエグ味は
こちらと調和。ワイン単体だと好みじゃないのですが、食べ物とあわせるとぴったり。食事って面白い。
パンは普通なんですが、なんだかんだで3つぐらい食べてもうた。
ほたるいかと春キャベツのパスタ。アンチョビも効いていて旨味たっぷり。オマケか主役かほたるいかのフリットも鎮座しており酒のアテに合致。美味しかった。
自然薯をヒラメで挟んでソテーしたものと、アンディーブ。なんて意欲的な作品。味わいは想定の範囲内でしたが、食感がネバネバしてて斬新でした。
あ、これ、そんな高くないのにボルドーボルドーしてて良かったっす。
黒毛和牛に筍。右上の緑のお絵かきも竹を連想させてセンス良いと思います。お肉はポーションが小さいのが残念でしたが、味は及第点。満足です。
デジェスティフ(食後酒)はそんなに甘くなく、スカっと葡萄味でタイプでした。
柑橘が効いたスフレとヨーグルトのアイス、先ほどのデザートワインが三位一体でとっても満足。
デコポンのマカロンもビッグサイズで嬉しい。そこらで売ってるマカロンでは、ピエールエルメが一番大きいと思うのですが、それよりもひとまわり大きいマカロン。珍しいです。
コーヒー飲んでごちそうさまでした。

5年ほど前にお邪魔したことがあり、その際はピンとこなかったのですが、今回は価格の割に色々良かったです。現行のシェフとソムリエの気が合っているのかしら。置いてあるワインはフランスものが多く、メニューにはパスタがあったりポワソンって書いてあったりデザートって書いてあったりと、正直何屋かよくわからんですが、食事に対するセンスは良いと思います。また行こう。



このエントリーをはてなブックマークに追加 食べログ グルメブログランキング

関連記事
「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。



赤羽飲み屋巡り/赤羽 vol.2


川栄で思いっきり飲み食いしてし、お金も時間も使ってしまいました。そう、赤羽は22時ごろにお店を閉め始めるので、急がないとハシゴできません。
なんとも赴きのある通りですな。
「オバチャンが名物なんですよ」ということで、「まるよし」。
場末感満載。川栄に比べるとワイワイガヤガヤしたお店で、安酒を笑顔で豪快に飲む雰囲気。
こういうお店には、黒ホッピーが似合うのです。
カシラ。豚の頭です。歯ごたえは面白いものの、旨味は小さかった。
煮込み。川栄のそれと異なり、味噌でガンガン攻めてくる。やっぱ煮込みはこうでなくっちゃね。
スペシャリテのキャベ玉。驚きの190円。まあ、キャベツと卵を炒めただけなのですが、キャベツの甘みに癒される。タダ同然ですし、文句なし。

と、22時ぴったりにお店のおばちゃんが「オーラスオーラス!早く帰って!さっさと飲んで!」と大声で叫びながら店内を駆け巡る。赤羽流の蛍の光である。店員に「さっさと帰って!」なんて言われたの、生まれて初めてです。しかし全く嫌な気持ちにはならず、爽快感すら感じる。ひとり800円でした。
〆のラーメンに「自家製麺伊藤」。なんですが、一見だとこの路地を通ってラーメン屋があるとは全く思えない。ここまで信用の無い「営業中」の看板は珍しいです。
「デフォルトだとスープとネギしかないから、肉入りがいいですよ」とのことで、肉入りラーメン750円。スープスパゲティと見紛うほどの少量のスープ。煮干と鯖ブシの効いた濃厚魚介スープにパッツンパッツンした独特の食感の自家製麺。たぶん美味しかった。でも結構酔ってたし、満腹でもあったため、本当の実力を測ることはできませんでしたごめんなし。驚いたのは、手元のミシュランガイド2015に当店が掲載されており、ビブグルマン(安くて旨いお店)の称号を得ていたのです。うぬう、赤羽あなどれん。

というわけで、のんべえにはたまらん街ですな。とにかく安くあがる。あと、きちんと店を選べば非常にレベルの高い食事も楽しめる、何ともボラティリティの大きい飲み屋街ですね。外人とか連れて行けばめちゃくちゃ喜びそう。

今回は川栄で胃の8割方を満たしてしまったのと、夜であったため売り切れメニューが多かったです。次回はぜひとも昼間からチャレンジし、人気店の人気メニューを制覇したいところ。

日本のサンセバスティアンここにあり。また近々お邪魔したいと思います。ごちそうさまでしたー!



関連記事
ヒールからスニーカーまでイケます。三ツ星店もいいけど、場末の飲み屋街も魅力的。



赤羽飲み屋巡り/赤羽 vol.1

「是非お連れしたい飲み屋街がある」ということで。
平日19時到着。なぜかこの時間帯でもベロベロに酔っ払ったオッサンが街に溢れている。「どの店も朝9時からやってますからね!でも夜は早いですよ22時にはどこも閉め始めるかな」。
まずは一番のオススメ店「川栄」。しかしあえなく満席。「席ができたらケータイに連絡します。ただし2コール以内に取ること。取らなかったり、電波がなかったりしたら次に待ってる人を通しますからね」と親切で厳しい仕組み。フェアで効率的なので結構好き。
時間つぶしに赤羽で最も有名なお店「まるます家」へ。1Fは吉野家みたいなコの字カウンターがふたつ、2Fは座敷で席料が5%。
鯉のあらい。淡白でサラっと。根性の無いタイみたいな味わいですな。
鯉生刺。あらいよりもじっとりとして美味。
オススメのジャンチューモヒート。チューハイ1リットル1,100円にミントとライムのセットが100円。これで6杯ぐらいとれるので、感覚的には1杯200円。
カルシウムと言う名の鰻の骨せんべい。そう、当店は鯉と鰻のお店なのです。近くのおっさんが幸せそうに鰻重を食べていたのでそそられましたが、「いやいや、まだ1軒目ですよだめですよいきなりゴハンものは」。
ナマズのから揚げ。白身をジュワっと揚げたもので良かったです。と、ここで川栄から電話があったので慌ててお会計。
おばあちゃんがそろばん弾いてました。ひとりあたり1,500円。
さて、川栄。鰻と鶏のお店。「赤羽の中では高級店」とのこと。
結構良い日本酒や、ワインなんかもあったりしましたが、やはりここはビールで。
お通し。きちんと美味しい。お通しがちゃんとしてるって重要ですよね。店に対する納得感がここで決まる。
手羽先のオーブン焼き。味わいはロティサリーチキンそのもので、クリスマス味。
レバテキ。表面を軽く炙った、ほぼ生のレバー。「傷んじゃうから早く食べて!」とお店に促されます。これが旨いのなんのって。焼き目の香ばしさとじんわりとした舌触り。上品な鉄分。素晴らしい。
ホロホロ鶏の刺身(?)盛り合わせ。ホロホロ鶏はフレンチやイタリアンでしか食べたことがなかったのですが、いや、驚きました。極上です。12時のフォアは脂がサッパリとしたフォアグラのようで、そこらのレストランのフォアグラよりも全然美味しい。3時の赤身は歯ごたえとコクがある。6時は大ぶりのホタテのような軽やかさ。9時のタタキは旨味たっぷり。参りました。
つくねに
ぼんぢり。焼き鳥は先ほどの生肉オールスターズに比べると印象は薄い。
だがしかしネギマにレバーが挟まっており、そのレバーが鉄分全開で素晴らしい味わいでした。
煮込みは意外にもサッパリ系。肉や内臓はまあ別にですが、ダシというかスープというか汁がとても美味しかった。
せせり炒め。バシっと塩コショウが効いていてお酒が進む。脂たっぷりの肉にニンニクの芽がアクセントになってナイス。
こちらはハツのカレー炒め。カレーってどうしてこんなに食欲をそそるのでしょうか。モチモチした食感のハツも上々。
ホロスープ。ホロホロ鶏のガラのスープ。これまでの経緯が全て凝縮された逸品。この味わいが全てを物語っています。〆に最高。ごちそうさまでした。結構飲み食いしてひとり4,000円。新宿なら7,000円取られるレベル。

関連記事
ヒールからスニーカーまでイケます。三ツ星店もいいけど、場末の飲み屋街も魅力的。



ソルト バイ ルークマンガン/東京

親しくしているバリキャリとバレンタインランチ。私は歯の1本1本に名前をつけているほどヒマな人間だというのに、日曜日の仕事の合間を縫ってお誘いしてくださるなんて。ああ、礼儀正しい人生を送ってきて良かった。
彼女は仕事の合間かもしれませんが、私にとっては日曜日の昼下がりなのである。
パンの味わいは普通ですが、ザックリとした歯ごたえが印象的でした。
エッグベネディクト。卵とオランデージソースは一般的なものでしたが、パンとベーコンにパンチがあり、気に入りました。
連れはホタテ。盛りがイマドキですな。
ボロネーゼ。しっかりと味があり悪くない。当店はオーストラリア料理らしいのですが、旨ければ何でも良いじゃんという方針なのかもしれません。
山形牛のチーズバーガー。説明するまでもなく美味しいですね。フレンチフライが潤沢で、律儀に全て平らげたらはらくっちーでございます。
連れはクレームブリュレにヴァニラアイス。
私はオージースタイルのモンブラン。ほんとにオーストラリア人はこうやってモンブランするのでしょうか。少々水分量が多い一方で、メレンゲは数センチしかなく、飽きがきました。モンブランってメレンゲが全てだと思っているので、ちょっくらおなかいっぱい。
ダブルエスプレッソで〆。

と、のんびりした紹介になってしまいましたが、実はとても気に入っているお店です。そんなに高くない割には万人受けするド定番な皿をラインナップ。ケチをつけるのは至難だと思います。外さない。あ、食べ物のコストとクオリティに比べて酒が相対的に高いぐらい?そう、でもそんぐらいしか文句ないの。良いお店です。


関連記事
検索窓に「タケマシュラン」と打ち込むと、候補に「バレンタイン」が出てくるほど、バレンタインでの八面六臂な活躍に定評があります。甘いものも好きなんですよね。