JEAN-PAUL HEVIN/六本木

「最近のタケマシュラン食べすぎじゃないですか?少し心配です」と、お気づかい頂きながらの食事。確かに最近はイートライフバランスを崩した上に断食に失敗するなど、色々と良くない傾向にあります。しかし、私は幸せな時間だけを集めることに決めたので、これからも食べ続けます(キリ
ポピエット。サーモンとホタテをムース状にして、サーモンのマリネで包み込んで焼き上げた極上の一品。カレー風味のクリームソースと香り高いバスマティライスがユーモラスな組み合わせ。これ、きちんとしたレストランでアラカルトで注文すると3,200円ぐらいしますよね?それなのに当店であれば1,000円台で食べることができるのです。
連れはキッシュ。鴨のコンフィにマロン、シャンピニオン、ブロッコリーがゴロゴロと入っています。私の方まで濃いバターの香りがプンプンと漂ってきて食欲を刺激する。野菜も良い色していますよね。新鮮新鮮大新鮮。

お待ちかね、デセールです。というかこちらがメインです。前回も詳しく述べましたが、ランチは+772円でケーキと飲み物を追加することができます。何この神対応な価格設定。ケーキ単品でも700円ぐらいするし、飲み物に至ってはショコラショ(ホットチョコレート)が1,400円近くするお店。それなのに+772円で、その両方を楽しむことができるのです。+772円で。たった+772円で。
グアヤキル。最もカカオを楽しめそうなケーキをチョイス。とにかくカカオが濃く、香り高い。ビスキュイのキメも細かく、滑らかなショコラムースも芸術的。唯一無二の存在です。
繰り返しますが単品であれば1,400円を超えるショコラ・ショ(ホットチョコレート)。エクアドルのグランクリュを用いたショコラです。前回のガーナに比べるとビターであり、フルーツを想起させる酸もはっきりと感じられます。グアヤキルの残り香をエクアトゥルで覆い被せる最高の贅沢。
私がお手洗いに行っている間に連れが用意してくれた本命の義理チョコ。ミラベル(黄スモモ)のガナッシュが入ったボンボンと、トマトのガナッシュならびに赤味噌とバジルのジュレが含まれたボンボン。なんて自由奔放な創造性。やはりJPHは素晴らしい。


JEAN-PAUL HEVIN 東京ミッドタウン店
昼総合点★★★★ 4.0