おにまる/麻布十番

連夜のおにまる。け、健康診断orz。
今夜はおにまるガールズの筆頭格のお誕生日会。便宜上、今夜の主役をスーパーバイザー(仮称)としておきましょう。お誕生日当日なのにいつものお店で申し訳ないと頭を垂れると「いいのよ、ここが一番美味しいんだから」。
ガメ煮。これをたべると、ああ、おにまるに来たなと一安心します。
名物のごまさば。甘辛いタレがサバの旨味に遭遇し Comment ça va ? である。ごめんなさいつまらないこと言って。

「そういえば、またひとりタケマシュランに会いたがってる子がいるから、よろしくね」、そう、彼女は定期的に美女を私のネットワークに斡旋してくれるので、いつも非常に助かっています(何が)。
ハマグリ。一口では頬張りきれないほどの大型サイズ。何度も何度も咀嚼し潮の味わいに浸り、海の中に生きている気持ちになりました。
明太子のチャーハン。説明不要。普段からフォアグラだの白トリュフだの偉そうなことばっか言ってますが、やっぱりこういう味が一番好き。
アンキモ。ねっとりと官能的な海の味。密度の濃い味わいが私の日本酒スイッチを入れる。
たまりまへん。ちょうどその時、スーパーバイザーの親友が到着。私がお誕生日プレゼント代わり内緒でお呼びさせて頂きました。跳ねて喜び抱き合うふたりが微笑ましい。そこから先はふたりの世界でオッサン組はおいてけぼり。まあしかし、こんなにも心地良いほったらかしは無いですな。
タンポポの綿毛のように軽いさつま揚げ。自家製だと魚の味が活きて感じられます。
ウニとイカが仲むつまじく納まった逸品。温泉卵を丁寧に割り込み程よく混ぜて最高かよ。
今夜は海の幸が続きます。生牡蠣を一口で飲みこんだ後には
あつぼったい白子の天ぷら。熱々の半液状を舌先で転がしながら
日本酒で乾杯。まさにドラゲナイである。
一転、ハムカツは味が太く猛々しい。ハムって普通に食べるとふうんハムだよねって感じなのに、フライにするとどうしてこんなにも説得力が増すのでしょうか。
どういう経緯でそうなったのか忘れてしまいましたが、再度のさつま揚げ。うむ、やはりうまい。当店ではついつい焼鳥やごまさばなどの直線的な料理に目がいってしまいますが、さつま揚げは隠れた逸品だと感じている今日このごろ。
そういえばお酒のラインナップが前回と全く同じですが、それは中二日だからであり、つまりは私の責任である。
A5のハラミステーキ。夜が更けるに従ってカロリーが加速していくのはおにまるのお家芸。雄々しいヘビー級の味わいがボディブローのように効いてきます。
お誕生日おめでとうということで、モエシャンで乾杯。周りのお客さんもノってくれ、店全体がスーパーバイザーの味方となりました。
あだっぽいビジュアルのホルモン炒め。0時~1時の間にコレが出てくるのが最近のトレンドになっています。とにかく濃いタレが焼けるように喉を乾燥させ
生ビールに戻ることに。
なんとも賑やかで気持ちの良い会でした。スーパーバイザーの誕生日祝いと言いながら、実は私が一番楽しんでいたのではないか。ご機嫌な酒は心を洗濯する。早く健康診断をパスして豪快に飲み食いしたいものですな。

2時近くになったのでお店を失礼すると、図ったかのようなタイミングで山田が到着。なんという間の悪さ。やはり最近は精彩さを欠いている。


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おにまる
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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