セレブデトマト/水道橋

トマトづくしで有名な当店。「選ばれしトマトたちが奏でるシンフォニー」らしいです。話のネタにお邪魔しました。
鯛のリエット。味は悪くないのですが、小骨が結構入っていて痛かったです。
トマトジュース3種飲み比べ。ジュースというよりは、非常に濃厚でソースのよう。当店は何十種類ものトマトジュースを取り揃えているのですが、一番高いのは1杯2,000円!
トマトパンにトマトハチミツ。トマトパンは生地にトマトジュースを使用しただけ。ロブションのトマトパンとは格が違いすぎる。
静岡のトマトを用いたサラダ。悪くはないのですが、家庭料理ですね。野菜を適当にちぎってトマトをでーんと置いただけ。プロの料理とは言えません。
キャベツのポタージュ。一番マシな皿でした。キャベツかよ。
トマトのグラニテ。強烈なトマト味かつ非常に甘ったるく、口当たりも滑らかすぎてグラニテの役割を全く果していない。ガリガリ君を出したほうがまだ正しい。あ、もちろんジェラテリアでトマトのジェラートとして食べるのであれば美味しいですよ。そういう意味で、TPOを全くわきまえていない一皿なのです。あまりにムカついたので支配人を呼び出して「グラニテの趣旨をわかっていますか?あんた本当にプロ?」と説明を求め、たりなんかはしませんよ。
メインは岩中豚のトマトソース。これも素人の料理。肉焼いてトマトぐちゃぐちゃしただけです。バイトが作っているのでしょう。私でも右手と左手だけで余裕で作れる。
デザートはトマトのブリュレ。どこがブリュレやねん。トマトの味しかしない。デザートというよりただのトマト。1周まわって前菜に戻ってきた気分。

というわけで、アウトです。皿もアウトですが、サービスも最低。スタッフに清潔感は無いし、皿の説明の際にやたら距離が近い。こっち来んじゃねーよヒゲオヤジ。また、女性2人と私の計3名でお邪魔し、当然私は下座だったのですが、配膳はなぜか私が最初なのです。普段の生活でも、レディファーストという概念を一切意識してないんだろうな。

調理もサービスも、店全体がド素人。トマトを多用する割高なファミレスぐらいに留めておいたほうが良いですね。もういやだ。



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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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