炭火焼鳥 鳥ぼん／徳島

「かま田」にて大変リーズナブルな和食を楽しんだ後、もう少し食べることができると判断し、せっかくなので地元自慢の鳥料理を。「あたしは先にホテル戻ってゴロゴロしてるね」と、妻。アメリカ出身の彼女には集団行動というコンセプトが存在しない。
JR徳島駅と飲み屋街の中間地点。周囲にはビジネスホテルが林立しアクセス至便。どうやら徳島市内に何店舗かを展開する人気店のようで、私は何とかカウンター席に滑り込めたものの、グループのフリー客は入れない局面もしばしば。
お世辞にも清潔とは言えない店内であったため、サーバー経由の生ビールは遠慮して瓶ビールを。確か500円を切っていたような気がします。地方都市の物価の安さは正義である。
料理はブランド鶏「阿波尾鶏」を中心としたメニュー。その他、鹿児島県産の地鶏なども用意されており、兎にも角にも鳥料理というラインナップです。
お通しはゴボウに鶏のミンチ肉が練り込まれたもの。割に美味しいのですが、マヨネーズ（？）で和えるのは余計。序盤から口腔内を油脂でコーティングするべきではありません。
肩ロース串焼きは190円。粒が大きく食べごたえ抜群。やや火が通り過ぎるなどの指摘すべき点はあるものの、値段を考えれば及第点でしょう。
ハラミとモヤシ炒め。これは若干タレが強すぎですね。素材の良さを楽しむというよりは、ジャンクな悦楽に淫するという風情です。
塩麹串焼。こちらもやはり火入れが強い。加えて塩味であれば最初に出して欲しかったなあ。あまりその辺のこだわりが無いお店なのかもしれません当店は。
肩ロースバター焼き。ううむ、これはバターとのマリアージュを追求は完成しておらず、構成要素が酷くバラバラに感じられました。

以上でお会計は2,000円。ぐおお、安い！あれこれ文句ばっか言って申し訳ありませんその値段であれば提灯行列でもやって祝いたいレベルです。これまで鶏料理の費用対効果の王者は鳥貴族であると信じて疑わなかったのですが、本日をもって新王者の誕生です。0次会や2次会使いに是非どうぞ。


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