つばめ家/瓦町

春の全国ツアー中盤戦。
愛媛で用事を済ませ、そのまま車で香川へ。夜はホテル近くの居酒屋へ。
 おお、お通しが凝ってますな。期待大。
 まずは鶏レバ刺し。新鮮かつゴマ油の風味が際立っており美味しかった。
 鶏のたたき。親鶏という、老齢の鶏のお肉であり、歯ごたえがしっかりとしています。
 お刺身盛り合わせ。タコが群を抜いて美味しい。ハマチも中々。
 鶏レバーの煮込み。先ほどのレバーを煮込んだもの?コクならびに鉄分を感じることができます。
 親鶏のガーリック炒め。とてつもない歯ごたえ。私は好きですが、ここまで硬いと好みが分かれそう。
 ワカサギの天ぷらはまあ普通。
 出し巻き卵もまあ普通。
 チキン南蛮もまあ普通。居酒屋メニューって感じです。
 カンパチの素揚げにタレをかけたもの。出来は悪くないのですが、可食部が小さい。
 豚の角煮は脂が抜け切ってモソモソしておりイマイチでした。
 海鮮巻きと
 肉巻きは、タネは悪くないものの、ゴハンがもったりとしていておなかいっぱいに。
 ジャージャー麺?は小豆島の有名な素麺でつくったものとのこと。正直私の馬鹿舌では揖保乃糸との違いがわかりかねる。
本当の〆にボンゴレ。うおー、満腹じゃ!

鶏系の料理が良かったです。特に歯ごたえ凄い系。その他のメニューは一般的な居酒屋メニュー。土地相応、値段相応といったところですかね。

http://tabelog.com/kagawa/A3701/A370101/37007421/

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和食は料理ジャンルとして突出して高いです。「飲んで食べて1万円ぐらいでオススメの和食ない?」みたいなことを聞かれると、1万円で良い和食なんてありませんよ、と答えるようにしているのですが、「お前は感覚がズレている」となぜか非難されるのが心外。ほんとだから。そんな中でもバランス良く感じたお店は下記の通りです。
黒木純さんの著作。「そんなのつくれねーよ」と突っ込みたくなる奇をてらったレシピ本とは異なり、家庭で食べる、誰でも知っている「おかず」に集中特化した読み応えのある本です。トウモロコシご飯の造り方も惜しみなく公開中。彼がここにまで至るストーリーが描かれたエッセイも魅力的。


ラ ローザ デル ヴィニェート/広尾

ハッピーモーニングプロジェクトという朝活バリキャリ美女集団を影で支え暗躍するタケマシュランですこんにちわ。

この日は彼女たちが「タケマシュランに感謝する会」を開催して下さるとのことだったので、跳ねるように歩みを進めてお店に入店。美女4人オッサン1人。日に日に女子力が高まってきております。
 乾杯はフランチャコルタ。ビビッドな柑橘ですごく美味しい。そこらのシャンパーニュより全然美味しい。
 グリーンピースのムースに水牛モツァレラ。グリーンピースがいいですな。グリーンピースよりグリーンピースの味がする。
 グリッシーニにゼッポレ。青海苔を練りこんで揚げたもの。もっとポーションを大きくして塩をきかせて良い意味で下品に作ってくれて良いのに。
 ヴェルメンティーノ(ぶとうの品種)。結構色が濃くて野生的。タイプです。
 タコのテリーヌ?面白いお皿。ボイルしたタコをプレスしてテリーヌの型へ。
 パンはあまり印象に残ってませんが、悪くなかったはず。
 桜海老と新タマネギのスパゲッティーニ。新タマネギの甘味と桜海老の塩味が組み合わさって素晴らしい。もうちょっと量欲しい。
 パルミジャーノレッジャーノのリゾットに短角牛のボロネーゼ。一口食べた瞬間、反射的に「あ、美味しい」と発してしまいました。ラグーは想像通りでしたが、リゾットそのものが心の底から素晴らしい。舌触り、歯ごたえ、塩気とチーズの香りの絶妙なバランス。本日一番のお皿です。
 お肉にはコチラ。アタックがすごくタンニンがザキザキ。
 メインは松阪豚。やや脂身が多くもったりしている一方で、ぶどうのソースが特徴的。
 ドルチェはなんとメッセージ入り!驚きました。記念日やお祝いでもなく、ただただ感謝の意を示すためだけにだなんて、もう、ウレピー☆しかもハート入り。これは恋が始まる予感と捉えてよろしかったでしょうかぁああああー!!
 小菓子と共に
エスプレッソで〆。満足じゃ。おなかもいっぱい。気がついたら夕方近く。のんびりキャピキャピ気持ちの良い日曜日のランチでした。しかもゴチでっせ。むはは幸せだ笑いが止まらん。

玲瓏な心をもって日々を真面目に過ごしていると、ときめく報いが待っています。次回は「6人でのリムジン女子会」に私が参加することに。『3日間を「女子力アップ」に捧げたら、僕は女子になるのか』という名文がありますが、今の私にはその気持ちが手に取るようにわかるのである。私もいずれは女子になってしまうのではないか。



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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しく高くないことが多いのが嬉しい。以下、飲んで食べて15,000円の優良店をまとめました。
十年近く愛読している本です。ホームパーティがあれば常にこの本に立ち返る。前菜からドルチェまで最大公約数的な技術が網羅されており、これをなぞれば体面は保てます。


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ジャン=ポール・エヴァン/六本木

私が世界で一番好きなショコラティエはジャン=ポール・エヴァン(以下JPH)です。
仕事関係のホワイトデーはこんな感じ。もちろん私が全部買ったわけじゃなく仲間との奉加帳方式ですが、買出しに行ったのは私であるため、自動的に私の株が上がるというタケマノミクス。チョコ屋で3万円の支払い。ネオヒルズ族と思われたらどうしよう。

さて、この日は身体が無性に甘味を欲していたため、JPHのカフェで暴飲暴食することに。
 トンカ。クリスピーな台にビスキュイ(生地)とチョコムースが乗っかって、トンカ豆の香りをふわり。ここまで濃厚にチョコレートが迫ってくるのに、きちんと上品さを感じさせる技術。
 ショコラ・ショ(ホットチョコレートドリンク)。これは1,212円もするくせに全然ダメでした。平たく言うとボッタクリである。香りもなく旨味も苦味も中途半端。ミスドのチョコシェイクのほうが上。ジャイアン風に言うと「やろう、ぶっ殺してやる」。
 気を取り直して定番のグアヤキル。香り高いビスキュイに濃厚なムース。完璧です。世のチョコレートケーキの結論はズバリこれ。予約するとホール(?)の巨大サイズで買うことができるのですが、思ったよりも高くないので手土産としてウケますよ。
 マカロンはマンゴーにピスタチオ。ちなみに私はJPHのマカロンはそれほど好きじゃありません。小粒で香りが控えめな気がする。やはり当店はショコラティエなのである。
 グラス・オ・ショコラ・ドゥ。ミルクチョコレートのアイスクリームにキャラメルソース。
じゃぶじゃぶソースをかけてパクリ。唸るほど美味。本日一番の皿。

頭がクラクラするほど糖質を摂取して4,000円。これってむちゃくちゃ安くないですか?世界トップクラスの作品をおなかいっぱい食べてたったの4,000円ですよ。どうでもいい立ち飲み屋でちょっと飲み食いするのと変わらんのですよ。素晴らしい。今度おうちでスイーツパーティしようかな。ひとり5,000円分のスイーツを持ち寄ってみんなでつつき合う。うわーこれモテるわー。

「ホワイトデーのチョコ、すごく美味しかったです。あたし、ああいうちゃんとしたチョコって食べたことなかったんですよね。だって1粒500円ですよ?でも、今回食べて理解しました。これはホンモノだと。不思議ですよね、チョコってカカオ溶かして固めるだけなのに、どうしてここまで味の開きが生まれるのか。心の底から感動したので、これから3ヶ月ぐらいおきに、自分へのご褒美として買ってみようと思います。色々考えが変わりました。タケマシュランさんがバカみたいに美味しいものを求める気持ち、少しだけわかった気がします。タケマシュランさんのことちょこっとLOVEです。マルマルマルマルマル的な。古いですかそうですか(※)」

JPHには魔力がある。


※会話の最後には脚色があります。


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男、かつ、左党の割にスイーツも大好きです。特にチョコレートが好きですね。JPHが基準なので、スイーツの評価は厳し目かもしれません。


http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13037391/

ナポリスタカ/神谷町

増上寺と芝公園。このエリア、いいですよね。外人を案内する際は、増上寺⇒芝公園⇒東京タワー⇒とうふ屋うかい、が私のオススメコースです。
23歳ミニスカギャルとルパンコティディアンでお茶をしていたところを近所の親しくしている夫婦に偶然目撃され、微妙な風が吹き荒れました。

夕食はナポリから来た料理人、ペッペさんのお店「ナポリスタカ」へ。飯倉の機動隊と右翼が戦っているバリケードの斜向かいにあります。食べログでは17:30オープンと書いてあったので17:40に到着すると、実際には18:00オープンというリアル。近くの横濱屋という喫茶店が軒先に「コーヒー300円」と掲げていたので時間つぶしに入る。
 15分でお店を出ようとすると、2人分で1,300円を請求される。どうやら300円はテイクアウト料金で、店内では650円。釈然としないままお店を後に。非常に丁寧な淹れ方で確かに美味しかったのですが、あなたとは別の形で出会いたかった。

気を取り直してナポリスタカへ。開店と同時にほぼ満員の人気店。厨房がゲストフロアより一段高く、料理人たちが仁王立ちで「さあ、何を注文するんだ?かかってこい!」という雰囲気が面白いです。
 グラスのスプマンテで乾杯。イマイチですが、安いのだから仕方ない。
 パンは結構美味しかったっす。
 お店イチオシのサラダ。追加料金で生ハムと水牛のモツァレラ、天使エビも乗せてもらう。悪くはないのですが、家庭料理。これで2千数百円は高い。
 前菜盛り合わせ。12時から時計回りにニンジンのクミン和え、ナスのフリット、青海苔を練りこんだテンプラみたいなもの、サラミ、キノコ、タコにピクルス、中央にカレイのマリネ。先ほどのサラダからは一転、とってもお買い得。ただ、図抜けて美味しい何かは見当たりませんでした。
 ハウスワインをカラフェで。連れが「あなたワイン好きなんでしょう?品種当ててみて」と言うので、「イタリアの土着品種でたぶん聞いたことのないぶどう」と答える。店員に尋ねてみると、○×△□という、やはり聞いたことのないぶどうでした。「これって当てたわけじゃなくて、わからないことがわかっただけよね」
 スペシャリテの星型ピッツァ。中央はマルゲリータ、星型のくぼみ部分はリコッタチーズとサラミのピッツァ。チャラい姿形ですが、味は本物のナポリピッツァです。2種類の味が楽しく、生地の量も多いのか、食べ応え抜群。注文時には「もう一枚ピッツァいけるかな?」ぐらいに考えていましたが、1枚で充分満腹になりました。
 ハウスワインの赤。こちらはアリアニコとズバリ当てることができ一瞬盛り上がりました。種明かしをすると、「さっき白が土着品種だったから、今回もナポリあたりの土着品種だろう」という、インチキな占い師のような推論。全ては机上の知識であり、色や香り味わいから絞り込んだわけでは一切ありません。

そこそこ美味しく、高くない。ご近所さんにとっては良いお店だと思います。ただ、都内はピッツェリアが乱立しておりそのレベルはどこも高いので、わざわざ遠くから訪ねる必要はないかもしれません。
 食後は勢いで東京タワー。
 25年ぶりぐらいに登りましたが、いいもんですな。
頑張れば我が家と糸電話できる。



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SAVOY とまととちーず店/麻布十番

SAVOYが十番に新店を出したと聞き、駆けつけました。
 商店街のSAVOYに比べてスタイリッシュな雰囲気。鰻の寝床のような細長いお店で全てがカウンター席。
 サンジョベーゼ・カベルネソーヴィニョン・メルロのブレンド。もう少し重苦しいものを期待していたのですが、意外と軽やかで期待ハズレ。
 ニンニクとタマネギピッツァ。想像以上に甘味が強く美味しかったです。
 桜海老とズッキーニ。乾燥のシケた桜海老とは異なり、さっきまでピッチピチに生きていそうな正真正銘の桜海老。口に運ぶ前から伝わる甲殻類特有の香りと塩気。抜群に旨かった。
 本マグロの入荷がなかったため、本マグロのピッツァは注文できず。代わりに尾崎牛のピッツァ。ビーフシチューさながらの濃厚ソースに肉肉肉。美味しいのですが、もはやピッツァとは別の料理のような気がします。
〆はもちろんマルゲリータ。なんだかんだ言ってコレが一番旨いです。

さすがSAVOYグループ。外さずに美味しいです。商店街の店ではマルゲリータとマリナーラの2種しかないので通いつめると飽きますが、当店では意欲的な作品も提供して下さるのが嬉しい限り。

また、飲んで食べて5,000円程度で済むというのも良い。ただ、価格帯のせいなのか客層が若く雰囲気に落ち着きが無いのが残念。近くのブスな女は「あたしこの前安藤美姫に似てるとか言われて~!それって完全に悪口じゃーん!」などと意味不明な供述をしており、ムカついて窯に放り込んでやりました。

そういう意味で、当店に来る一番の勝ち組は背伸びした大学生なのかもしれません。ああ、渋谷のレモンハウスや王将で1杯350円の生ビール10杯飲んで悦に浸っていた大学生の私にアドバイスしてやりたい。十番に行け、SAVOYで飲め、と。


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