フライト中にCAから教えてもらったオススメの中華「Fook Yuen Seafood Restaurant (馥苑、フックユエン)」。アラモアナとワイキキの間にある「McCully Shopping Center(マッカリー ショッピングセンター)」の2階に入居します。
ちなみに私がキモくてCAに一生懸命話しかけたというわけでなく、向こうから色々と話を振ってくれたので、そのついでに聞いただけであり、私がキモいというわけではありません。ちなみにANAのCAはアラモアナホテルに泊まっているので、彼(女)らからの飲食店情報はアラモアナのものが殆どです。もっというと、ANAに限らずエアラインの関係者はアラモアナホテルを常宿にしていることが多く、成田で言うところのヒルトンみたいな位置付けなのでしょう。
閑話休題。予約をしていないから早めに向かおうと、17:30にお邪魔したのですが、既にこの客の入り。退店時(といっても19:00前だ)には軒先の待ち合いスペースが埋まっているほどの人気っぷりです。大人数の場合は予約しておいたほうが無難かもしれません。席に着いた瞬間にドンとお茶のポットを置いてくれます。周りを見渡すと飲み物を注文していないグループも多く、酒の値付けも高くないので、飲み物で儲けるスタイルではないのでしょう。
コース料理は食べ切れない自信があったので、アラカルトで気になった料理をいくつか注文。ものの5分で海鮮チャーハンからやってきました。このスピード感は嫌いじゃありませんが、順序性が皆無なのは中華あるあるです。
チキンサラダはチキンだけでなくクラゲもたっぷりと含まれており、レタスのシャキシャキ感とクラゲのコリコリ感の対比が心地よい。全体として塩気も強く、チャーハンの進むサラダです。
大正エビのエビマヨ的な何か。ピンポン玉大のエビがゴロゴロと盛り付けられており、エビに対する気前の良さはアメリカの美点と言って良いでしょう。
カラマリは沖縄の天ぷらのように衣が厚く、じっくりとディープフライされており胃袋に溜まります。味付けは控えめなので、他の味濃い系の料理と共に楽しむと良いかもしれません。
以上の4皿の食事が税サ込で90ドルほど。なるほどワイキキのレストランと比べると大そうお値打ちであり、常に満席である理由もよく分かりました。7-8人で訪れてワイワイ楽しんでいるグループ客が殆どだったので、日本からの3世代旅行の夕食にピッタリでしょう。アメリカ流のどぎつい味付けではなく塩味主体の薄味なので、年配の日本人でも楽しむことができるはずです。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。