db Bistro Moderne/シンガポール


ダニエル・ブールー(Daniel Boulud)。外食好きであれば一度は聞いたことがある名前でしょう。リヨン出身のフランス人でNYで名声を得、ミシュラン3ツ星を獲得。破竹の勢いで世界各国に関連店を出店し、ダニエル帝国を築いた有名シェフです。
カジュアルラインのdb Bistro Moderne(ディービー・ビストロ・モダン)がMBSにも出店。ちなみにNY店は料理に金属片を混入させてしまい、ゲストが緊急手術を余儀なくされたとして賠償金など計130万ドル(約1億4000万円)余りの支払いを科す評決が下されています。
念のため予約を入れておいたのですが、全然ガラガラでした。ウォークインでも大丈夫。
ビストロの名の通り簡素なテーブルセッティング。ランチコースは2皿が32ドル、3皿が42ドルとネームバリューの割に良心的です。
ちなみに当レストランをお邪魔したキッカケは、高城剛がコチラの本で繰り返し当店をオススメしていたからです。「フォアグラが入ったバーガーは原価率80%超」と信じがたい情報が掲載されていたので、ランチコースではなくアラカルトでThe Original db Burgerを注文。
パンはまあ普通。
短い待ち時間にてThe Original db Burgerが到着。想像していたよりも小ぶり。ポテトの量はアメリカンサイズです。
なるほど確かに迫力のある断面であり、説得力のあるフォアグラの断面も魅力的。ただし味は全然アウト。肉に臭みがあり、一方で旨味や野性味には乏しい。フォアグラは味覚がスカスカで、ブラインドで食べればフォアグラなのか湯豆腐なのか区別がつかない。
肉の臭みに耐えきれず、ポテトに付ける用のケチャップ・マヨネーズ・チリソースでお茶を濁す。チリソースが最も刺激的な味わいであるため、肉の匂いを帳消しにしてくれました。
ポテトは美味しい。サクっとした歯ざわりにホクホクとした舌触り。芋の味も確かであり、大容量サイズではあるものの気持ちよく平らげることができました。

お会計は税金とサービスを含めて50ドルと少し。日本円にして4,800円。立地やお店の雰囲気、サービスの的確さを考えると悪くない価格設定です。ただし味はイマイチ。「原価率80%超」の情報ソースが疑わしく感じられました。

海外からお客さんが来た際の話のタネには良いかもしれません。大箱で入りやすいし。


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