Makansutra Gluttons Bay/シンガポール


クラブラウンジだのフランス料理だのフォアグラ・バーガーだの、全然シンガポールらしい食事してないから、最後くらいはホーカーズに行こうよ」いいねえ、屋台メシは大好きだ。
マカンストラ・グラットンズ・ベイ。シンガポールのグルメ本「マカンストラ」が選りすぐった屋台が一同に会するホーカーズ(屋台村)。
マリーナベイ沿い北側マンダリン前と立地は抜群。代表的なシンガポール料理が中心であり、私のようにマイルドな旅行者にうってつけの食事スポットです。
平日夜8時にお邪魔したのですが、空席を見つけるのに一苦労。場所取りをしつつ代わり番こで食べたい料理を買い求める。
「決めるの早っ!量多っ!」と笑われました。というのも、どの料理も数百円で済むものばかりなので、少しでも食指が動けば迷うこと無く即購入を繰り返してしまったのです。タイガービールはもちろんジャグ(ピッチャー)で。幸せってこういうことじゃないのかなあ。
スターターにサテー(串焼き)。チキン・ビーフ・マトン・ダックと選り取りみどり。どの串もしっかりと味付けが施されており、あっさりとしたビールがいくらでも飲めてしまいます。
甘辛いタレで味わいを重ね塗りすることも可能。全てが後を引く味わいです。
Wee Nam Keeが出店していました。東京の支店でとにかくガッカリしたことは記憶に新しいですが、本場はまた違う趣があるのだろうと期待して。
こんもりと盛られたチキン。自然体で清澄な味わい。量も多く食べごたえがあります。
主役はライス。たっぷりのスープで炊かれたゴハンは鶏の旨味を良いとこ取り。鶏肉そのものよりも鶏の味が濃いライスに思わず恵比須顔。
スープもライスに負けず劣らず鶏が強い。そして何より嬉しいのが価格。このチキンライスのセットは400円弱なんです。これはお買い得!東京店の2,000円近くするチキンライスは何だったんだ。「しょうがないよ。だってこっちで一風堂食べると2,000円近くするもん」なるほど地理的アノマリーここにあり。
キャロットケーキ。ここで言う「キャロット」とはニンジンのことではなく、広東語で大根を意味します。すなわちこの料理は大根餅をザク切りし、ニンニクや卵と一緒に炒めたオカズ。「ブラック」の醤油味と「ホワイト」の塩チリ味(?)の2種があり、今回はブラックを。

むっちりとした大根餅の舌触りに暴力的なニンニクと優しい卵。猥雑な味付けが渾然一体となって、今回の旅行で最も気に入ったB級グルメとなりました。
ロティ・プラタ。インド南部の平たいパンのことで、カレーと共に食します。小麦粉、卵、水、ギイ(バターオイル)が主な材料。そのまま口にするとバターの豊かな味わいが鼻腔をくすぐり贅沢な気分に。カレーと共に食べれば立派な食事。チョコやアイスに合わせても美味しそう。幅が広い料理です。

ふたりで暴飲暴食の限りを尽くしても3,000円を超えることはまずないでしょう。シンガポール旅行者は最初の夕食をコチラで摂るのがおすすめ。わずか1食で異国に来た感がマックスにぶちあがります。


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シンガポールはどのようにして国力を高め、国際的なステイタスを上げているのかが整理されています。防衛・外交・労働・経済・教育・環境・農業・情報・交通について網羅的に知ることができる名著。

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