ピーター/日比谷

ペニンシュラのメインダイニング。ステーキ屋です。インテリアはなんとなく悪趣味。フロアに段差がつけてあって離れ小島があったりして
こんなカンジです(公式ホームページから引用)。若干アメリカンクラブのデカンタを彷彿とさせる。でもあそこは特殊な環境なので問題ない。でも超高級ホテルのメインダイニングにこれはいかがなものでしょうか。BGMもうるさい。客の服装もすごくラフ。ポロシャツの兄ちゃんとかもいた。しかもその兄ちゃん、すごく慣れていてくつろいでいて、ホリエモン的な何かなのかもしれません。あ、店員さんはみんな素敵でした。空間だけがおかしい。
 ソファー席へ。横並びで落ち着かない。微妙に離れていて会話しづらい。
 前菜はホタテのカルパッチョ。美味しいのだけれども、これは料理ではありません。薄切りしてパルミジャーノをかけて葉っぱをのっけただけ。
 パンは美味。3つも食べちゃっただよ。
 スズキ。焼き目が香ばしい。ただ、ポーションが小さ過ぎる。3口で終わり。
 メインの肉も100グラムちょっとでえーこんだけかよと思いましたが、これがとんでもなく美味しかった。ヘンに脂がなくて肉本来の味を楽しめます。私はステーキを食べに行く機会が少ないので、意外と人生でトップクラスに美味しかったかも。ああ、もっと食べたい。
 デザートはチョコレートプディング。え?これ?というかこのフタみたいなの、クッキー?ステラおばさん級で1枚で200キロカロリーは超えていそうなんですけど。
 フタを開けるとヘヴィ級のスフレ的なふわふわと、大量の生クリーム。高級レストランでこんな乱暴なデザートを初めて見ました。というか、こんな雑なデザート出す店、ハードロックカフェぐらいだと思ってたのに。不味くはない。間違いなく美味しい。ただ、こういうお店で食べるものではありません。
小菓子も全然小さくなーい。なんかスニッカーズとチョコフレークの合作みたいなのが出てきてもうあまーーーーーーーーーい!この食事の8割方のカロリーはデザートに因るものだと思います。

色々と指摘事項はありますが、肉がそれらを打ち消すほど美味しかったので、また訪れてみたいと思います。次はコースじゃなくてアラカルトにしよう。というか肉400グラムだけとかでいいや。



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