ワイン会~24歳の新入り~

前回のシャンベルタンとミュジニー会から1ヶ月。新年会です。
来るはずの男性ふたりが急遽欠席することとなり、当初女性4人男性2人、最終的には女性6人男性2人というお花畑のようなワイン会です。
乾杯はこちらの泡。全員が喉カラカラ状態であったため、数秒で空きました。
参加者の女性からタケマシュランへ感謝の気持ちを込めてということで、ジョーマローンのバスオイルを頂きました。おおー、なんて粋なチョイス!何しろ私はロンドンのスローンストリートの旗艦店にまで行ったことがあるほどのジョーマローン好きなのです。少し嘘つきました妻の買い物についていっただけです。
今日もハイアマチュアの私が全ての料理を担当。まずはコブサラダ。菜箸でラインを作って食材を並べていくのがキレイにプレゼンテーションするコツです。
モエシャンはさすが美味しい。2杯ぐらい飲んじゃったかもエヘヘ。
上は牡蠣のオイル漬け。牡蠣とタコを水分がなくなるまで乾煎りしてオイスターソースを絡めて香辛料たっぷりのオリーブオイルに漬け込むだけ。それだけで抜群に美味しい。
ば、番長の持ってくるボトル、デカいから。確かに「ひとり1本以上のワイン」と募集要項に記したが、1本がデカいから。
定番のムール貝の白ワイン蒸し。タマネギのみじん切りをたっぷり使って甘さを強めにしました。
こちらも定番のナニワヤのローストビーフ。うーん、美味しい。みんなで半狂乱で奪い合うほどの味わいです。
番長、だからビンがデカいって。ひとりでマグナム2本と普通サイズ1本とかそもそもすげえ持ってくるの重いし。今夜は帰らない。
ブリのムニエル。小麦粉をかけすぎてしまって唐揚げみたいになってもうた。それでもソースをたっぷり吸うから逆に良かったりもする。
ルロワ様。「ほんとはまだリリースされてないヴィンテージだけど」と裏口入学感満載。ACブルゴーニュでこんなに美味しいのは嬉しいなあ。
グラタンは牡蠣とホウレンソウだけでシンプルに。このホウレンソウが結構美味しくって、ちょっとポパイに食わせてやりたいレベルです。
スペアリブはたっぷりの香辛料をすりこんだ上に、仕上げはローズマリー。料理を美味しくするコツは、高くつくけどスパイスやハーブをケチらないことだと思います。低温で揚げたポテトも甘みに溢れて我ながら美味である。
脂の強い料理にはどっしりした赤を。私のモロタイプの味わいで、こいつが決め手となりここから記憶がありません。
翌朝起きると空になっていたボトル。飲んだ記憶が全くない。
ちなみにこちらを持ってきたのは新入りの24歳で、どんなワインが好きなの?と尋ねると、「ヴォーヌ=ロマネですかねえ」と言い放ち、場の空気が凍りつきました。その若さでそういうことを言うとカタギと思われないからやめたほうが良い、と優しく言い含めておきました。

今夜も楽しかった。かなり早い段階で記憶を失っているので、何か失礼なことはしていないか恐る恐るグループのメッセージを確認したところ、どうやら皆も結構な酔っ払いだったようで、平和にケータイ忘れてる人もいたことですし、まあ、大きな事件は無かったということでいいでしょう。来月の日時も決まったことだし、うん、大丈夫大丈夫。

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私の参加するワイン会は、ヲタクが集まるというよりは、ワイワイふざけながら飲む形式です。全くの素人もウェルカム。ワインはみんなで飲むものだ。下記にテーマ別にまとめておきました。
ワイン会で料理を提供する際に参考としています。ワイン会の主役はワインであり料理は場が華やぐ程度の彩りさえ確保できればOKと割り切る。あえるだけ、焼くだけ、のせるだけ、ちぎるだけ、混ぜるだけなど、とにかく簡単に作れるレシピがたくさん載っています。