ターチ/麻布十番


ご近所さんより「夜の予定なくなったからゴハンどう?ターチ行ってみたい」とのお誘い。当日でも予約できましたが、実際に入店してみると常に満席だったので、事前に予約しておいたほうが良さそうです。
薄い薄いグラスに肌理の細やかな泡のオリオン生。心から美味しい。
お通しは石垣牛のレバーにニラ。パワフルなハンバーグのようで肝臓が漲ります。
島らっきょう。クリアでクセがなく、沖縄で食べたどのらっきょうよりも美味しかった。
海ぶどうは標準的。
石垣牛のタルタルサラダ。これはサラダではなく完全に肉。
不思議な食感です。ルイベのようにちょっと凍っているのかクリスピーな歯ごたえ。卵も程よい硬さであり、種々の薬味も含めてジャクジャクと塊の残るスナック菓子のような味わいでした。
連れはシークワサーサワーを注文。ひとくち頂きましたが、シークワサーがたっぷりと含まれており柑橘の極み。甘さが気になるものの、中々に美味。
骨抜きテビチの唐揚げ。たっぷりのタレも含めてこれは絶品。ギトギトした脂身を更に油で揚げるという悲鳴をあげたくなる調理ですが、テビチの風味がよりいっそう際立っていました。テビチって骨が邪魔でしょうがない食材なので、この調理法は大正解。
周りのどのテーブルも注文していたので、うっかり釣られてゴーヤチャンプルー。これは至って普通であり、ウチのオカン級です。もっと肉を増やしてコクを与えたほうが好き。
首里そば。大サイズを注文したのですが、沖縄で食べるごくごく普通のサイズです。麺がヤワヤワであまり好きじゃありません。スープは悪くないけれど、もっと魚介のダシをガツンときかせた方が私好み。肉はすごく良い。八角がたっぷりときいており、バクテーのような味わいです。

後で明細を見てびっくり、このソバお値段1,200円。世界一高い沖縄そばに認定ガチしょんぼり沈殿丸。

連れと2杯づつしか飲んでないのにお会計は10,000円を超えました。これは高いなあ。あと3割は安くあって欲しいなあ。
「もうちょっと飲みたいなあ。あたしのよく行く店いこ!」と連れられたのはギョっとするほど暗い路地。リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダの2階、可不可KAFUKA TOKYOでした。このあたり昼と夜で全然雰囲気違いますね。
何ともセンスの良いお店です。客もイケてる女の子ばかり。きちんと食事をすると10,000円を超えてきそうなお店ですが、バーとして利用すると1杯1,000円を切り、チャージもかからないようです。
どちらかというモダンな日本酒が多い印象。薄い薄いワイングラスで飲むと途端にオシャレになりますね。
休暇中にLAあたりでうっかり日焼けをし過ぎ、教育テレビをロックアウトされたムックかと思いましたが、この酒の名は雪男。オニギリあげれば荷物持って道案内してくれる異獣として江戸後期に雪国越後魚沼で活躍したらしいです。

24時閉店っていうのがすごくいい。ダラダラ飲まずにスパっと切り上げることができます。次回は是非、早い時間に食事を含めたフルラインナップで臨みたいと思います。

暗い帰路の道すがら「実は、すっごく嫌なことがあってさ。昨日とか、ショックでほとんど何も食べれなかったんだ」と、連れ。どうして若い女の子は肝心なことを最初に言わないのだろう。何もかもが遅すぎる。10月に冷やし中華はじめましたくらい遅い。

「今夜は急だったのに、付き合ってくれてありがとね。元気でた!またね!」家に着くまであと5分。私にできることは何もない。

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