百名伽藍/南城 vol.3


朝食は場所を変えてボールルームで。
ニンジンと何かのフレッシュジュース。旨し。
ドレッシングはバジルともういっこなんだっけ?忘れましたが美味しかったことは覚えています。
あくまでも食材は沖縄のもの。ソーセージまで沖縄の豚肉とか頑張るよなあ。私が経営者なら、ソーセージみたいに味の濃いものなんてドコの肉かわからないから中国産を使っとけ、と言ってしまいそうなので、当ホテルのオーナーは人格者というか、自分のビジネスに矜持があるのだなあと感心しました。
炊き合わせのダイコン(?)みたいなのがとっても良かった。沖縄料理って醤油と黒糖と泡盛でグツグツ煮込むばっかと思いきや、こういう上品な調理法もあるのですね。
ボロボロジューシーもとても上品。ジューシーというものは味付きご飯全般を指す単語で、いわゆる炊き込みご飯はクファジューシー、この写真のようなジューシーはヤファラジューシーまたはボロボロジューシーと呼ぶらしいです。
相変わらずパイナポーが美味しいです。
8時と20時が満潮なので、ホテル下のビーチには青い水が満ちています。

朝食後はお風呂でまったり。夜は何とも思いませんが、明るいうちは少し恥ずかしい。
さてランチ。これまでの料理にとても満足したので、追加料金で昼食もお願いしました。ただ、昼食は宿泊客以外にも開放しており、宿泊客とランチ客の客層が明らかに違うので戸惑いました。先ほどまでの静寂はいずこへ。
イカが良かった。ねっとりセクシーな味わい。
味噌ラフテー。ゆうべの上品な味付けとうってかわって攻撃的な味付け。どっしりです。これはこれですごく好き。
サラダにはもずくを圧縮したモノや、沖縄でしか採れない特殊な海草で作った寒天みたいなのが散りばめられていましたが、特に美味しくはありません。まあ、伝統を食べるという意味ですね。
メインはやんばる鶏の香草焼き。やんばるでトリとか言われるとヤンバルクイナを食べれるのかとドキドキしましたが、さすがにそんなことはありませんでした。
酢の物と
ごはんで〆。昨晩は中身汁のことをあまり良いように書きませんでしたが、高野豆腐のお椀にされちゃうと、やっぱ中身汁のほうがいいよなあ。
デザートにまたパイナポーがでてきてくれて嬉しい。

素晴らしいホテルでした。繰り返しますが、客層がほんと素晴らしい。夫婦やカップルでのんびり静かにひきこもるに最適のリゾートです。ただ、客数が少なすぎて、本当にビジネスとしてやっていけるのかは心配。沖縄のほとんどのホテルは通年稼働率が40%を切るらしいでのすが、当ホテルはもっと低いんジャマイカ。なんとか頑張って持ちこたえて欲しいものです。また来るぜ。

飛行機まで時間があったので、DFSギャラリアに行ったのですが、自分にぴったりのモノは見つかりませんでした。DFSはLVMHグループなので、いきおいLVMHグループ製品が多くなりますね。しかし沖縄でなんで減税になるのかさっぱりわからん。色んな人に何度も説明してもらっているのですが、いまいちしっくりきていません。
近くの公園でちょっとしたお祭り。平和がここにある。
博物館へ。沖縄在住の方は気づいていませんが、この博物館ってものすごいデザインだと思う。ドラクエとかに出てきそう。展示は沖縄の歴史や自然がコンパクトにまとまっていて良いと思います。ただ、動線がおそろしく悪く、網羅的に楽しむためには何回もグルグルしなきゃいかん。
クィクリーで一休み。台湾のタピオカミルクティー屋なんですが、どの飲み物も一律300円と激安。ミルクティーだけじゃなく、スムージーとかヨーグルトもあります。どうして東京には無いんでしょうか。竹下通りとかに出店すれば、一日100万個ぐらい売れそうなのに。
空港に戻り、〆にA&Wでモッツァバーガーとルートビア!モッツァバーガーはバンズが全然ダメですね。そしてルートビアは安定のまずさ。なんであんなにまずい飲み物を作れるのか。おかわり自由とかいらねーよ。でも、怖いものみたさで数年後に飲みたくなるんだろうなあ。

羽田からは運転があるのでノンアルコールで我慢。しかしやっぱアレだ。飲めない飛行機は味気ない。羽田へは車で行くとすごく楽だけど、やっぱ今度からは電車にしようかな。

充実した土日でした。普通の週末って、のんびり起きてインターネットしてゴロゴロしてるとサザエさんです。意図的に遠出すると、今回のようにとても色鮮やかなものになる。全力で遊ぶ。休息日はカラダを休めるだけでなく、やりたいことを全部やるくらいがちょうどいいのかもしれません。

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この年は1年で10回沖縄を訪れました。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。