裁判傍聴 vol.5

というわけで終了。ここでびっくり。被告人はその場で手錠を解かれて自由の身。私たちと一緒に部屋を出てエレベーターに乗るって家に帰ります。怖い。すぐ隣にシャブ中が!「てめー何遊び半分に来てんだよ」とか凄まれたらどうしよう。本人はシャバに出れて有頂天だろうから私なんて眼中にないだろうけど。

廊下で被告人と弁護士が雑談。「ちゃんと帰るんだよ。お金ある?」「15,000円ぐらいあります」「じゃあね、オツカレサン」「ありがとうございましたあああ!また何かあったらよろしくお願いしますうう!」だから次があったらあかんねんて。

その脇を検察官たちが談笑しながら通り過ぎていく。「割と早く終わりましたねーメシどこいきます?」「まー、あんなもんだよなー。次ってなんだっけー」うーん、なんとも違和感。さっきまで法廷でやりあってた人がすぐそこにいるのに。

2時間で3件見たわけですが、被告人に共通しているのは
  • 低学歴 
  • 身寄りがない、親族や友人から見捨てられている 
  • 建築業を転々からの無職 
  • お金が無い 
「犯罪者は問答無用で悪い。まともな人間は犯罪なんて犯さない」と切って捨てるのは簡単ですが、それほど単純な問題でもないなと思いました。少なくともお金欲しさからの無計画な犯罪は、景気が良ければ激減すると思う。世の中が犯罪を生むだなんてチープなこと言うつもりはありませんが、うーん、うまく言えない。なんとかならんもんか。

ルールに馴染めない人たちはいつの時代も一定数確実に存在するわけで、それをコントロールするのは警察ということになっているけれど、教育、文化、家族、近所付き合い、のようなパワーもとても重要なはず。犯罪者が生まれるのは、やっぱり社会的な理由がどこかにあると思います。親戚とか友達に見捨てられたら、何もかもどうでもよくなる感覚、わからないでもないもん。まして刑務所に入って更生なんて、できるわけないし。

というわけで、私ができることを考えたら以下のようになりました。
  • 働いて稼いで使って景気に貢献。税金も納める 
  • 親族や友人にダメなやつがいればきちんとダメと叱る 
  • こちらから犯罪を生まない (喧嘩を売らない、という意味ではなく、戸締りをしっかりしたり、置き引きに気をつけたりと、軽犯罪が発生しやすい状況を、こちら側から排除する)
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。