キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ/都庁前

現在のフランス料理を語る上でトロワグロは最も重要な一家です。音楽で言うビートルズ的な存在。フランスでも彼らは大変尊敬されていて、最初にお店を出した前の広場の名前が「トロワグロ広場」になったんですって。1968年から三代にわたってミシュラン三ツ星を維持し続けているネ申レストラン。現在は創始者の孫にあたるミッシェルくん(と言っても今ではオッサンですが)が頑張ってます。

日本にある当店は、ミシュラン二ツ星。極東まで出店して中々やりおる。
 アミューズに左から豚の皮のナントカ、トウモロコシのナントカ、イカスミのナントカ。トウモロコシのやつだけ美味しかった。コロッケみたい。中はじゅわってあったかいの。
 ガスパチョ。色々と説明してくれましたが、上の円盤は結局よくわかりませんでした。しかし、とても美味しい。今まで食べたどのガスパチョよりも美味しいのである。
 最初のパンはブリオッシュ的にバターがたっぷり。

 イワシのマリネ。ミッシェルは「世界中ほとんどどこでも、酸味が料理をまとめ、料理に輪郭や方向性を与えている」とし、料理において酸味をとても大切にしています。うまかった。
仔牛のロティ(ロースト、つまりオーブン焼き)。なんとまあ細かい作業だこと。シンプルなフォン(フランス料理で言うだし汁)だけのソースが絶品でした。
 デセールにはパンナコッタ。ピンクグレープフルーツが爽やか。
これは非常に納得がいかない。最後にビーツとか食わされてもタクアンにしか感じない。反省せよミッシェル。なんでも酸っぱけりゃ良いというものではないぞ。
 ミニャルディーズは平均的に美味しかった。

大満足です。すごくまともなフランス料理。最近ヘンに凝ったのばっか続いたからすごくほっとする。新宿西口高層ビル群にありながら、1Fってのも何か良い。緑とかもたっぷり見えて。内装もサービスもすごく良い。驚きは無いけれども、手堅く幸せになりたい場合におすすめのお店です。

http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13025796/

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