ちゅらぬうじ/喜瀬

ザ・リッツカールトン沖縄のメインダイニング。もともとは喜瀬別邸というホテルのメインダイニングで落合務がプロデュースしたことで話題となったのですが、リッツカールトンに運営が変わり、落合氏は抜けた模様。現在のシェフは大阪リッツのスプレンディードにいたイタリア人ですって。いいなこういう転勤って。
お察しの通り、むちゃむちゃ客層が良い。私が今までお邪魔したレストランの中で最もアッパーな雰囲気を醸しだしていました。ワインリストも超絶分厚く、こんな僻地でこれだけの品揃えは参りました。
アグー豚のムースをチューブに入れたやつ。おお、ブセナと違ってやや変化球。今風じゃないですか!
パンたち。すごく美味しかった。冷めないように、特殊なホッカイロみたいなので器が常にホカホカでした。やるな、ちゅらぬうじ。
しかし味は別に普通であった。
本部牛のカルパッチョ。豆腐ようのソースが素晴らしい。沖縄食材を見事に取り入れています。
レンズ豆のスープ。これは別に美味しくない。甘くないお汁粉みたい。インドの道端で似たような豆のスープを食べたことを思い出しました。
太刀魚のパスタ。非常にあっさりとしているのですが、魚のうまみがストレートに伝わってくるもので、とても美味しかったです。レシピとしてはそれほど難しくなさそうなので、今度自宅で作ってみよう。太刀魚は高いからタラで作ろう。
オマール海老にホタテ。どうしたちゅらぬうじ、突然投げやりじゃないか。こんな誰でも作れる料理なんて、らしくないぞ。沖縄はどこへ行った沖縄は。美味しいけれど納得がいかないお皿でした。
メインはニュージーランド産のラムにフォアグラ。完全に沖縄をシカトである。基本に忠実。安心安定のラム。しかし沖縄まで来て食べるものではない。
ドルチェはホワイトチョコレートに京都の抹茶。迷走もいいところ。
前菜までは沖縄料理とイタリア料理が融合して素晴らしいと感じたのですが、後半は万人受けする無難なものとなって非常に残念。ここで食事する客は非日常を楽しみに来ているのだから、お店側はその期待に応えて頂きたい。島野菜のバーニャカウダ、シークワサーでマリネ、アーサを練りこんだパン、キャビアを海ぶどうで代用、島とうがらしでアーリオオーリオエペペロンチーノ、石垣牛でビステッカ、アグー豚でサルシッチャまたはカツレツ、ドルチェは黒糖を多用…素人の私ですらこれぐらい思いつくのですから、もっとはちゃめちゃな料理、出してくれていいんだよ。

お会計で鼻血でそうになった。おそらくイタリアンとしては世界屈指の高額店。高すぎです。



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この年は1年で10回沖縄を訪れました。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。



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