祝!ミシュラン対象地域に!5店舗を一気に巡る愛媛グルメツアー!


2018年から愛媛がミシュランガイドの対象地域に加わりました。さっそく愛媛グルメツアーの開催開催。松山の友人に相談し、厚かましくも彼の実家にお泊め頂く段取りです。
松山市周辺には広大な商店街が拓けており、いずれもアーケード完備で空調が効いています。なるほど人口50万人を超えるだけあって街のつくりがしっかりしている。空いている心斎橋筋のような印象を受けました。


■きよみず/二番町
http://www.takemachelin.com/2018/07/kiyomizu.html
ランチはミシュラン1ツ星の和食店へ。創業40年の老舗。飲んで食べて7千円チョイとリーズナブル。カウンター席に陣取り初代ならびに2代目と軽快なトークを交わしていると、お酒をサービスして頂けました。得する性格である。詳細は別記事にて。


秋山兄弟生誕地歩行町
http://www.akiyama-kyodai.gr.jp/
司馬遼太郎『坂の上の雲』で脚光を浴びた秋山ブラザーズの生誕地。微妙に料金を取るので外から写真に収めるに留めました。ちなみに私の友人(美人)の親戚は、秋山ブラザーズのダチで、NHKの坂の上の雲特集で取材されたそうです。


■坂の上の雲ミュージアム/一番町
http://www.sakanouenokumomuseum.jp/
松山市が取り組んでいる、『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくりの中核施設。総工費は約30億円。松山城を頂く城山の南裾に位置します。もちろん『坂の上の雲』を読んでいないとかなりイミフな博物館なので、必ず読んでから訪れましょう。

ちなみに『坂の上の雲』とは明治維新を成功させて近代国家として歩み出し、日露戦争勝利に至るまでの勃興期の明治日本を描いた司馬遼太郎の傑作。かなり冷静な立場から明治の偉人をディスる芸風がメチャメチャ面白い歴史小説です。一般的に乃木希典はヒーロー扱いされていますが、実際にはかなりのポンコツ野郎であったことが、この本を読んで一番の衝撃でした。


■萬翠荘/一番町
http://www.bansuisou.org/
松山城の城山の南麓に位置するフランス風の館。松山藩きってのフランスかぶれ野郎、久松定謨が1922年に建築した別荘であり、重要文化財に指定されています。


■城山公園/丸之内・堀之内
http://www.matsuyamajo.jp/horinouchi/
松山城下に広がる立派な公園なのですが、いかんせん日差しを遮るものがなく、真夏は苦しいですね。芝生の広場が気前よく公開されているので、春秋などにワーって叫びながら駆け回ると楽しそう。ワーって。


アパホテル松山城西本町
みんなで友人宅にお邪魔する日程よりも前乗りし、独りで市街地のビジネスホテルに泊まります。一番安いシングルルームを予約していたのですが、何故かより広いお部屋にアップグレードして頂けました。得する性格である。清潔で機能的。これで5,500円は最高だ。ビジネスホテルは日本が誇る文化である。


■鮨の間/二番町
http://www.takemachelin.com/2018/07/sushinoma.html
飲んで食べてひとりあたり1.3万円。うわーお、安いですねえ。東京であれば倍とられてもおかしくない質および量です。大将も女将も親しみやすい雰囲気を身にまとっており、客を試すというようなことは一切なく、非常に居心地の良いお店です。詳細は別記事にて。


■つけめん 蔵木/ 大街道
http://www.takemachelin.com/2018/07/tsuke.html
高知の人気店が進出。スペシャリテは牛モツつけ麺。丼ごと電子レンジでリヒートされるのに興ざめします。科学的な根拠は全く無いですが、恐らく電子レンジには、温める以上の何かがある。詳細は別記事にて。


■鮨 いの/二番町
http://www.takemachelin.com/2018/07/ino.html
飲んで食べて10,000円ポッキリ。この店は最高だ。最THE高。もうすでにしているかもしれませんが、近々もっとブレイクする予感。ご訪問はお早めに。詳細は別記事にて。


■松山城
http://www.matsuyamajo.jp/
9年ぶりの松山城。日本で12か所しか残っていない、江戸時代以前に建造された天守を有する城郭のひとつ。また、城跡の主要部分が公園として整備されており、のんびりピクニックでもしたいところ。なのですが、35度を超える猛暑日でありさすがにギブアップ。


■愛媛県美術館/堀之内
http://www.ehime-art.jp/
あまりに暑いため美術館に避難。コーラを買ったら釣り銭切れでおつりが出て来ず。20円損しました。


■愛媛県立図書館/堀之内
http://www01.ufinity.jp/ehime/?page_id=13
伊予鉄道電気社長の井上要が寄贈により設立された図書館。身の危険を感じる酷暑だったので、ずっとここで涼んでました。8月に行くバルト海沿岸の街についてじっくりと予習。ノーマでキャンセル待ちしてるのに連絡来ないなあ。


■友人宅
松山の友人宅に2泊します。連日の大宴会を開催頂けたのですが、アワビ、クルマエビ、タコ、カサゴ、タイ、伊予牛と、歓待半端ない。そもそも敷地ならびに建物自体が今までお邪魔した友人宅では最大級。「いやー、たまに税務署の連中が40人とかで来るんですよ。子供部屋まで全部ひっぺがされて大変です」


■でゅえっと/松山市駅
http://www.takemachelin.com/2018/07/duet.html
松山市民のソウルフード、でゅえっとのミートソース。松山市駅の目の前に位置し、立地は抜群。開店30分後に訪れたのですが大行列。後述しますがとにかく量の多いお店なので、回転も悪いのでしょう。詳細は別記事にて


■しまなみ海道/今治
http://www.go-shimanami.jp/
正式名称としては「西瀬戸自動車道」ですが、一般的には愛称の「しまなみ海道」が有名。広島県の尾道市と愛媛県の今治市を結ぶ道路であり、島々を結ぶ吊り橋には自動車道に併走するように歩道や自転車道も整備されています。

ちなみに自転車道としては米国メディアCNNの「世界の最も素晴らしい7大サイクリングコース」の1つにも選ばれるサイクリストの聖地。私の女友達はこのルートに無酸素単独で挑戦し、「距離は大丈夫だがアップダウンがキツい」とのことで、自転車ごとヒッチハイクで帰ってきました。


■伯方塩業株式会社 大三島工場
http://www.hakatanoshio.co.jp/factory/
は・か・た・の・しお、で有名な伯方塩業。その名の通り出自は伯方島であり、そちらにも工場はあるのですが、観光客が見学できる工場は大三島の工場です。このあたりややこしいのでご注意を。
入館受付を済ますとさっそくお土産を頂けます。入館無料だというのになんという気前の良さ。見学コースと言えども、ほぼ全ての工程を見せてくれ、基本的に気前の良い企業なのでしょう。あれだけ大量の塩を見るのは人生で初めてであり、深く記憶に残りました。
併設カフェの塩ソフトクリームが美味しい。企画モノとは思えないほど乳製品のコクがあり、塩がどうの関係なく、ソフトクリームとして相当美味しい部類に入ります。300円という価格からは考えられないほどの立派なサイズであり、コーンの中までギッチギチに詰まっています。しまなみ海道の観光の際に是非どうぞ。


■大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)/大三島(おおみしま)
http://www.go-shimanami.jp/spot/?a=226
境内中央に樹齢約2,600年の神木である大楠が鎮座する神社。
目玉は隣接する宝物館。1,000円と結構な値段を取るのですが、武器関連の国宝の8割はこの宝物館に収められており、源義経の何かや源頼朝の何かなど、刀や武具などのお宝が山ほど展示しています。何より空いているのがいい。


■いよ翁/松前町(まさきちょう)
http://www.takemachelin.com/2018/07/iyo.html
NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」でも特集された蕎麦界のレジェンド、高橋邦弘のもとで修行された方が2010年に独立開業。ミシュラン1ツ星。いやあ、旨かった。大満足。詳細は別記事にて


■ミカンカフェ(mikan cafe)/福音寺
http://www.takemachelin.com/2018/07/mikan-cafe.html
「えひめスイーツコンテスト」のグランプリ受賞の常連であり、シェフはフランスでの修行経験もあるとのこと。かき氷はいずれも700円と極めてリーズナブル。詳細は別記事にて


■ファーストボウル/大街道
http://fast-nico.com/facility/top.php?fid=25
ちょっと時間が空いたので戯れにボーリングを。1ゲーム目はウォーミングアップとして、2ゲーム目はゲーム料金を賭けての本気勝負。ビリがゲーム代を全て支払うのですが、甚だ僭越ながらその大役を私が仰せつかり、ホテル代よりも高くつきました。


■草庵 田なか/大街道
http://www.takemachelin.com/2018/07/tanaka.html
飲んで食べて2万円程度。素材は抜群、調理はややモダンで最高レベル、費用対効果も見事と、自腹客にとっては堪らない料理屋です。詳細は別記事にて


■五志喜/大街道
http://www.takemachelin.com/2018/07/goshiki.html
地元の友人に「どのレストラン行くつもりか」と問われ、五志喜(ごしき)、と答えると、「ああ、五志喜ねwいいんじゃない?行ってらっしゃいw」と、微妙にワラ感のあるコメント。詳細は別記事にて。詳細は別記事にて


■ANAラウンジ/松山空港
地方の空港はラウンジが無い場合があるのですが、松山空港はきちんとしたものがありました。
wifiに繋ぐと災害時無料開放の画面が表示される。生まれて初めて見ましたが、なるほど愛媛も西日本豪雨(正式名称は「平成30年7月豪雨」)の被災地であったか。

誰でもそうでしょうが、やっぱり災害って嫌だなあ。私の居住地は十番の中でも標高が低いので、大洪水や大津波によるダメージが怖い。元麻布とか麻布台とか広尾とか、高台のほうに引っ越そうかな。


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