ザ リッツ カールトン大阪/西梅田

私は結婚披露宴を当ホテルで挙げたので、"エターナルカード"というものを持っているのです。どんなカードかというと、当ホテルの宿泊料金が永年半額になるカード。その他レストランなどは大体が10%引きという、大サービスのカードです。

一番安い部屋が64,000円ですが、これは一部屋料金なので、ふたりで泊まれば@32,000円。ここから半額なので@16,000円。普通の何でもないビジネスホテルが@10,000円ぐらいだから、これってものすごくお得!日をまたいでキタに用事がある場合は必ず泊まるようにしています。

部屋からの景色も素敵。ちなみに隣のスイートルーム(233平米!)では、Escadaの秋冬服受注会を開催中。色んな世界があるのですね。

休日をまたぐ場合、日中はホテル内のスポーツクラブでサメのように泳ぐことが多い。デッキチェアで妻とごろごろしていると、スタッフの女の子がポラロイドで記念写真撮ってくれたりします。シャワーを浴びて部屋に戻る時にその写真をプレゼントしてもらったのですが、メッセージカードに「おかえりなさいませ!本日も…」と、メイドカフェかと。親切なホテルです。
テレビがすごいことに気づく。超可変式。

レストランは5つぐらいあって、うち二つはミシュランで星を取っています。以前ご紹介した、ラベシャンタオです。その他、バーも中々良い雰囲気。バーテンの実力の見定めは、マティーニやサイドカーなどシンプルなカクテルが最適、などとよく言われますが、ここは110通りのマティーニのレシピがあるので、見定めるころには前後不覚となることでしょう。私はおなかいっぱいだったのでシェリーを。

それにしても客層がおもしろい。右隣のテーブルは喜寿あたりのじーさんが二人で楽しくやってるし、左隣のテーブルは50歳と30歳ぐらいが互いに敬語でグルメ談義。ピアノ弾き語りの近くでは、age嬢と同伴客が楽しそう。カウンターを見てびっくり、30前後のヤリ手ふうの女性が、ひとりでオンザロックを飲みながら、葉巻を吸っているじゃないですか。女性が葉巻を吸っている光景を初めてナマで見ました。

朝食はイタリアンの"スプレンディード"か和食の"花筐(はながたみ)"。
スプレンディードは普通のホテルの朝食ですね。夜はお邪魔したことがないので、また違う雰囲気なのでしょう。オムレツがフライパンじゃなくて鉄板で作られるので新鮮。近くに7人のマダム会みたいなのやってました。コーヒー1杯でずいぶん粘りつつ、リーダー格を中心に「謝り方」について議論していました。
朝食に限っては花筐のほうが断然オススメ。味噌汁が赤出汁しで大暴れしそうになったけど(名古屋出張が長く続き辟易)、口をつけたとたんに怒りが幸せに変わりました。うまいんだ。その他の小鉢のどれもおいしく、ごはんを3杯も頂いてしまいました。

「楽しい!」とか「設備がすごい!」を基準にすると、沖縄のブセナやシーガイアのシェラトンなどが勝るでしょうが、こと「居心地良い」に関してはリッツのほうが格段に上でしょう。無理な日程で近場の海外へ行くより満足度は高いはず。

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大所のホテルブランドであればリッツカールトンが好き。その街にリッツがあれば極力泊まるようにしています。

従業員の面接を、宿泊客と同様にもてなすリッツ・カールトン。ドアマンとピアノの生演奏が志願者を迎えるとか冗談みたい。そりゃあ凄いサービス集団が生まれるわけです。