エッグセレント/六本木

リヴァンプ系の卵料理屋。朝食にフォーカスしたお店。発案者は元CAで、世界と比較して「日本の朝食ショボくね?」ということで、こういうコンセプトで始めたとのこと。採光とインテリアが完璧に調和していて素晴らしい雰囲気。
コーヒーは一度注文するとおかわり自由。
オリジナルベネディクト。卵がマーベラス。驚きました。いや卵推しの店だからそこそこ旨いでしょうぐらいにしか期待してなかったのに、いやこれはほんと美味しい。当然にオランデーズソースも芳醇。
メキシカンベネディクト。チリコンカンがアクセントになって食欲をそそります。もっと食べたくなる。
お口直しにラムネを頂きご馳走様でした。

挑戦的で良いお店だと思います。挑戦的というのは味や価格・サービスだけで勝負するのではなく、朝食という「状況」を新しい評価軸に据えることを市場に提案しているところ。

現在はオープンしたばかりのご祝儀評価ですが、3年後、引き続き日本人に受け入れられているかどうか。もっと言えば、このお店が試されているというだけでなく、日本人の朝に対する接し方のリトマス紙となり得るお店。

客単価が若干高いところが気になりますが、午前10時までなら朝食セットが飲み物まで付いて600円と勝負している模様。今後が楽しみです。

ところで、当店には私の知り合いの範囲で最も美しい方にお連れ頂きました。彼女と居て面白いのは他人の視線が集まるところ。景観を乱すほど完璧に美しいから、行く先々でスポットライトがあたり、他人の熱視線が彼女に注がれ、次に隣に居る私をチラリと見、なんとも複雑な表情を浮かべられる。このような一連の流れが日に何十回も繰り返されるのです。ミナミの心斎橋筋を一緒に歩いた時なんて、対向者が振り返る振り返る。2万人ぐらいに振り返られました。

彼女は容姿が素晴らしいだけでなく、いつも明るくキラキラしていて、一緒に居るだけで楽しい気分になるのです。親御さんの教育が素晴らしかったのでしょう。私の娘も彼女のように育つといいんだけど。いないけど。

さらに私がお手洗いから戻ると既にお会計を済ませてくれており「いいんですよ、また来ましょう」と神対応。鼻から虹が出そうになりました。俗に言うノーズ・オーヴァー・ザ・レインボォウ。



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