パティオ十番の近く、年末であれば福引所近くにあると言ったほうがわかり易いでしょうか。1935年創業の老舗中の老舗。通り沿いの入り口から奥へ奥へ歩いていき、エレベータで3階へ。
周囲の喧騒からは考えられないほどの大箱です。個室なども含めれば75席。テーブル間隔にも余裕があり、清潔で広々としています。これは、穴場だ。
スペシャリテの「ふかひれスープ麺」が気になったのですが、通常1,600円のところ毎月10日「十番の日」であれば1,100円でありつけるという情報を得ていたので次回に持ち越し。今回は「ランチプレート」を注文。950円です。
メインの「豚肉と玉子とキクラゲの炒め」。Lサイズの鶏卵を3つは用いているのではないかというほどの特大サイズ。調味はしっかり、具材もたっぷりと、王道中の王道といった味わい。これは極上の普通である。
サイドメニューとしてサラダとシュウマイ。サラダはまあ普通ですが量が多い。シュウマイは551のそれ級に大きいのですが、いかんせん作り置きの冷め冷めであるのが悔やまれる。きちんとした手順で注文すればきっと美味しいはずだ。夜に来よう。
豆腐はザーサイやソースを加えるなどのひと手間がり、オマケとしては悪くない味わいです。
玉子スープもノスタルジックな味わいであり、誰もが安心する風味です。
ライスは一般的な定食屋のそれと同等。サービススタッフがニコニコと「おかわりいかがです？」と近づいてくるのは心温まる。
デザートも出てきましたが、これは透明な寒天なのかなんなのか、まさにオマケといった位置づけでした。
それにしても、十番住民の間では話題にも上らない忘れられかけている存在ではありますが（失礼）、いやはや実に使い勝手の良いお店です。清潔で豪華な店内ながら高くはなく、サービスにも卒がない。歴史の力を感じたランチでした。
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当店の近所の中華料理店は下記の通り。どの店も圧倒的にランチがお得です。十番で中華は昼がオススメです。
- 火鍋 三田 ←なんて素敵な地獄絵図。暑い夏に最適なレストラン。
- ナポレオンフィッシュ ←中国の少数民族料理。今までに無い調味料の使い方！当店に限っては夜も良いです。
- 飄香 ←夜は高級店ですがランチは驚くほどリーズナブル！
- 永新 ←単品モノは高いですが、スープの旨さに悶絶！
- 登龍 ←ギョーザが1人前2,000円という地獄。
- 御膳房 ←ここもランチ。ランチコースもありますが、一番安いセットメニューで充分。
- 萬力屋 ←チェーン店ですが結構おいしくリーズナブル。
- 北京 ←こういうお店、結構好き。
- 富麗華 ←中国飯店グループの旗艦店。ですが、高いだけです。
- 紫玉蘭 ←富麗華のセカンドライン。ランチは800円～と一気にお得に。
- 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開！
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。雑誌なので売り切れ注意！
