美食 米門/品川


昼飯時に品川に行く用事があったので、念のため数日前から予約しての訪問です。

予約自体はスムーズに取ることができたのですが、その後、お店にお伝えしたいことが生じ、改めて電話で連絡したのですが、それがもう大変でした。

まず、公式webサイトや食べログに複数の電話番号が掲載されており、そのいずれに架電しても謎の予約センターに転送され、自動案内音声につながってしまいます。

仕方ないので自動音声プッシュボタンにおいて「ディナーの予約」を選択し、ディナーの予約担当者にランチの件について相談すると「こちらはディナー予約の番号なので」と鉄壁の縦割り主義です。

それでもなんとかたらい回しにたらい回しを重ねてもらい「それではこちらからご要件をメールにて店舗にお伝えしておきます。店舗からの返事は14:00以降になります」人の話を聞いていない。こちらは正午に予約を入れているのである。

店舗が予約センターからのメールを読んでいることに期待し、予約時刻に直接伺うと、「予約を承っておりません」という絶望的カテナチオ。そんなはずはない、と食い下がると、「ああ、ああ、ありました」と、もうこの時点でさよなライオンしたくなりました。
さて、気を取り直して「海と大地の恵み 美食御膳」です。
サラダはいわゆるセットのサラダでありまあ普通。
天ぷらは冷え切っており、また、衣が妙に分厚く全然美味しくありません。
魚も質そのものは悪くないように思えるのですが、天ぷら同様に冷え切っており、本来の味わいを矮小化した仕上がりです。
みそ汁は街場の定食屋のそれであり、
お漬物や
ゴハンも同様です。
一転、刺身は思いのほかレベルが高かった。そこそこの品質の魚に適温。ランチセットにしては結構なポーション。最後の最後で盛り返してくれ溜飲が下がります。
食後のデザートは塩ナントカアイス。不二家ミルキーのような郷愁を感じる味わいで、日本社会で生まれ育った人であれば誰でも楽しめるでしょう。

全体を通し、冷え切った幕の内弁当を皿に丁寧に盛り付けた味わいで、待合室のように退屈な料理でした。決してまずくはないのですが、費用対効果はチョベリバです。

サービスレベルにつき、冒頭の予約センターのノリはご丁寧にホールスタッフまで受け継がれており、接客においても一事が万事あの調子なので首を傾げざるを得ません。

品川で1,000円前後のランチはどの店も行列で、混雑を避けるとすると当店のように客単価が少し上の店を選ぶしかないんですよねえ。そういう意味で、おいしい食事を摂るというよりは、空間を買うと割り切って訪問してほうが良いかもしれません。



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品川は心からグルメ不毛の地ですね。気取った店はことごとく割高です。エスニック料理屋は割に納得感があります。
「ハイパーローカルなシティカルチャーガイド」を標榜するオシャレな本。今号のターゲットは品川です。とにかく地元に密着した情報が満載で、グルメコーナーは一見の価値あり。別冊の天王洲アイル特集など、色々と目のつけどころが面白い本です。


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