フランスのナウいスーパーがまとめてふたつ、麻布十番にオープン!



麻布十番の広場を登った左手、ピーコック跡地にフランスのスーパーがふたつ同時にオープンしました。ピーコックと同様、イオン系の資本が入っています。
まずはビオセボン(Bio c' Bon) 。2008年にパリで創業された、ヨーロッパで100店舗以上を展開するビオ・スーパーマーケット。「ビオ」とは専門家が議論するとややこしい定義があるそうですが、我々素人にとっては「オーガニックでカラダに優しい」ぐらいの理解でオッケーです。
野菜はほとんど全部がオーガニック。それでも目が飛び出るほど高いというわけではなく、ちょっとしたミーハーであればすぐにオーバードースしてしまいそうな価格です。
ビビッドで外国っぽい陳列がすごくいいですね。普段ダイエーばっかり行ってる身としては良いアイキャンディ。
店内中央の体面キッチンでは惣菜やサラダが売られています。空気感はフランスのスーパーそのもの。サラダは自分でカスタマイズして1パックで900円弱と、クリスプサラダワークスの良きライバルとなるでしょう。
フランス直輸入の食品などもたっぷり在庫されています。 フランスかぶれの私としてはかなりエモい状況です。
量り売りは外資系スーパーのお手の物。シリアルはもちろん、ナッツ類やチョコレートまでがグラム単位で好きなだけ購入できます。
ワインも健康的なものが取り揃えられています。それにしてもフランスのワインにかける思いには舌を巻く。お肉コーナーよりもワインコーナーのほうが3倍ぐらい広かった。
野菜は基本的にセルフで量り売り。マシンにのせて、商品番号を入れて、ラベルを発行してモノに貼り付けます。この操作がちょっとややこしくて(というか、商品番号を入れる欄の表記が誤っていて) 、慣れないウチは戸惑います。ウチのオカンには厳しいかも。
トマト1個250円、マイタケ200円、タマネギ100円、ホウレンソウ200円、サラダセット650円。全てがオーガニック野菜ということを考えると、そう悪く無い値段です。成城石井の価格設定に近い印象。味については後日報告。
続いてピカール(Picard) 。フランスの冷凍食品専門のスーパーで、ヨーロッパでの出店数は1,000を超えます。「フランス人が選ぶ好きな食べ物ブランド調査」において5年連続第1位。フランスは冷凍食品文化が発達していて、日々の生活に冷凍食品が溶け込んでいる。
日本の冷凍食品とは一風変わった品揃え。例えばサーモンのパイ包み焼き、例えばエスカルゴのガーリックバター焼き、例えばアトランティックサーモンのタルタル。
ラタトゥイユやポタージュスープのような、作るのが死ぬほど面倒なお惣菜がキロ単位で売られています。デザートやパンなどもあり、日本の冷凍食品とはあまり競合しなさそう。
ここではグジェール(シュー生地にチーズが入ったオツマミ)、球状のマッシュポテト、ミニパイ、ラタトゥイユ、ナスのグリルを買いました。これだけ買って3,700円。こちらの味についても後日報告。

近所に毛色の違うスーパーができて嬉しい。正直、ピーコック麻布十番店はあちらこちらのスーパーと芸風が被り過ぎていてゴールが全く見えず、株主として「目を覚ませ!」とビンタしたくなるほどの歯痒さだったのですが、今回のような振り切った試みは大いに評価できます。
ちなみにピカールのほうは調子が良すぎて供給が追いつかず、中目黒店の開店が延期となりました。嬉しい悲鳴。2016年は日本の冷凍食品業界にパラダイムシフトが生じた年として歴史に刻まれることとなるでしょう。
そうそう、オープン記念に「デリタスペーパー」を頂けました。「デリタス」とは、「デリシャス」と「インスタグラム」をかけあわせた造語で、これをバックに料理を撮れば次々と「いいね!」がやってくるという、魔法の紙です。超いらない。

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麻布十番にはフランス料理屋がたくさんあるのですが、残念ながら割高でハズレなお店も多い。外さない安定したお店は下記の通り。
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。


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