八重山~波照間島~

石垣~波照間航路の欠航率は50%を超えるという話を何かで聞いたことがあります。絶海の孤島。それでも人口は500人以上と結構多い。
まずは日本最南端のそば屋で八重山そば。美味しくない。
島で一番キレイな宿泊施設。受付の女性が誰に対してもタメ口で気持ち良い。「いつ帰るんだっけ?今夜から北風に変わってしばらく欠航するかもしれないから、予定あるなら今すぐ帰ったほうがいいよ」私は特に急ぎでは無かったので留まることにしましたが、同時刻にチェックインした夫婦はマジでそのままとんぼ帰りしてました。すごい島である。

同じ宿泊先にテレビの取材クルーが滞在していました。なんかやたらイケメンがいるなあと思ったら「あの人は○○の○○で○○の○○よ」と教えてくれました。この島にプライバシーという概念は存在しない。見聞きしたこと全てがリアルにリツイートされていく。
日本最南端の郵便局。郵便局員手作りのポストカードがセンス良かったです。
平日昼間から酒盛りする原住民。ちなみにこの5時間後に再びここに戻ってきたのですが、まだ飲んでました。しかも人数が少し増えて。
ニシ浜ビーチ。日本最南端のビーチ。真っ白な砂浜と遠浅のエメラルドグリーン。素晴らしい。
星空観測タワー。波照間島は南十字星を好条件で観測できる数少ない島。ただ、本気で南十字星を見たいのであれば、こんなにアクセスしづらい島よりも、南半球へ行ってしまったほうが早いと思います。


日本最南端を猛烈にアピール。3つもいらんやろ。
海の色がトイレ色。ちなみに賢明な読者はもうお気づきかと思いますが、このとき私は日本最南端の人であったのです。「船や飛行機でもっと南に人がいる可能性がある」なんて無粋な指摘はしないように。
最南端の小中学校。今日この日が入学式とのこと。入学式の夜は、入学する児童を抱える家は酒と料理を大量に準備し、パーティを開催するとのこと。全島民はそういった家庭各戸を一晩かけて全てまわり、お祝いの言葉と品を置いていくんですって。ほんまかよと思って夜間にぶらぶらしてみると、マジでした。そこかしこの家で2~30人が飲み会してる。ちなみに島内に高校は無く、中学を卒業すると日本中に散り散りに拡がっていくんですって。なんかすごい世界だ。
日本最南端のメガネ屋。
日本最南端の自動販売機。
日本最南端の平和宣言とそのすべり台。
日本最南端のガソリンスタンド。地図で確認したところ、ここの自動販売機が日本最南端のような気がする。
日本最南端の救急車。
日本最南端の駐在所。
日本最南端の命令形。
日本最南端の子供たちとバスケットゴール。
日本最南端の発電所。
日本最南端の本日休業。
この島に信号は無いぞ。
夕食はこんな感じ。沖縄の人は意外とよくおでんを食べる。
満点の星空である。すごいだろう。なぜならこれはプラネタリウムだからな。本物の空は雨模様で星なんてひとかけらも見えませんでした。

星を見るためには天気が良いのは当然のこと、月が出ていてもダメ。そしてこの欠航率。波照間で星を見ることができる旅行者は本当に本当に幸運なのです。観測所のおっさんが「今日はあいにくの天気で星が見えませんので、天気が良い時に撮った星空の写メを赤外線でプレゼントします。雨の日だけですよこのプレゼントは!」と言い出して超いらない。誰ももらおうとせず、ちょっぴりかわいそうでした。
日本最南端のトイレ。
日本最南端のスリッパ。
翌朝は予報通りものすごい風。なんとか船は欠航することなく予定とおり動きましたが波がとんでもない。
乗り物系には強い方なのですが、少し酔ってしまいました。途中で乗組員が全員にゲロ袋を配布し始めて船内が騒然としました。

全ては風まかせ。風が吹けば漁に出ることはできず、外界との接触も絶たれるので、島全体が休業的な雰囲気になります。物流が完全にストップするってのがすごく新鮮。東京では考えられない生活がこの島にはあります。

そういえば、波照間といえば泡盛の「泡波」で有名ですね。生産量が極端に少なく、ほとんどが島内で消費される幻の泡盛。波照間まで来ちゃえばどのお店でも1杯300円ぐらいで飲めるし、600mlのボトルも普通に売られています。それが本土では一升瓶だと2~3万円で取引されるんですって。日本最南端のハングリーマーケティングがここに。

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この年は1年で10回沖縄を訪れました。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。