オネスト/赤坂見附

今日の記事こそマジで酒の話しかしていません。興味が無い方が読むと廃墟のような時間を過ごすことになるのでご注意を。

ワインスクールの先生が生徒向けに勉強会を開催して下さることに。
 お店の方も勉強家に対しては飛び切り協力的で、こんなシートまで。
とか何とか言いながら、乾杯はビールです。先生と私はブラインドで「キリン、ハートランド」とご名答。隠れビール好きによる有り余るテイスティング能力の披露である。
プーンと漂うグリーンノート。中々にサッパリしてたので、ソーヴィニョン・ブラン、サンセールと回答。品種は正解していましたが、産地はマルボロでした。
リースリング、アルザス。これはドンピシャで正解。なのですが、私は未だにペトロール香を取ることができません。酸が豊かでステンレスでグリーンノートが無ければリースリング。甘けりゃドイツ、甘くなければアルザスと答えてるだけなの。新世界とか知らん。
シャルドネ、ブルゴーニュと答えると、お店の方はニヤニヤと「長野でーす」。うにゅぅー悔しくなんか無いもんね。
参考としてシャブリ。シャブリは当てる自信が全然無いなあ。樽は無いけどMLFでフリンティとか、コンセプトがややこしすぎる。味は好きなんですけどね。
ゲヴェルツは殆ど飲む機会が無い割にわかり易いですね。ライチ・白バラ・温泉のシャンプーの香りがすればこの品種。
 ヴィオニエも独特ではあるのですが、私の経験値が全然追いついていないので、今回の勉強範囲からは自主的に外すこととします。
ピノ・ノワール、ブルゴーニュと答えると、品種はOKで産地はカリフォルニアでした。実はカリフォルニアと言うか迷ったのですが、アメリカならもうちょっとペタペタ甘くなるんじゃないかなあと思い、余程の自信が無い限りは全てフランス産と答えることに決めていたので、このような結果となりました。決して後づけの言い訳では無い。
カベルネ・ソーヴィニョン、チリ。って全然ちゃうやんけ!うえーなんで間違えた?何も捻ってないのにこの間違いは辛すぎる。一気に良いが醒め口数が少なくなってしまいました。
シラー、ローヌ。ってさっきと真逆やんけ。私が福士蒼汰に似ているのを妬んでお店の方が逆に注いだのではあるまいか、と本気で疑うほどのショッキングな間違えっぷりで私は貝になりたい。
気づくとテーブルがグラスで溢れていました。きちんと規定のグラスを使用して下さるあたり、受験者に対してどこまでも優しいお店です。基本品種が出揃ったところで、さあ宴会の始まり始まり。
 前菜をちょいちょいとつまむ。エスカベッシュが白ワイン軍団と相性が良く心地よい。
 甲州の珍しいモノをお出しして下さいました。
 流通量が極めて少ないレアレア品でありがたやありがたや。
 パスタはむっちりとした食感に爽やかなトマトが追いついて来て たまらない美味しさ。
 一転してキノコの風味がパワフルに迫ってくる一皿。こういう料理を男性は酷く好むので、モテたい女性は手早く作れるようになっておくと良いでしょう。
 勢いでその他の酒類にも突入。ス、スーズしかわからんかった。。。バーボンとか家で何度も試しているのになあ。右端の泡盛はあまりに泡盛らしくなくグラッパと勘違い。
納得のいかない表情の我々を哀れんで、標準的な泡盛もお出し頂けました。うむうむこれこそ泡盛じゃ。それにしても、なぜビストロに泡盛が複数種ストックされているのか。
ベネディクティーヌは個人的に判別し易い。茶色くてシロップの風邪薬みたいな味と香りで、その割に度数が高ければコレ。
アマレットも余裕。大学生の時に結構飲んだのが今になって活きてくるとはね。その頃はアマレットをアマレットで割って飲んだり、ウイスキーのチェイサーがブランデーだったりと、常に可能性を模索していた時代です。

それなりに正解できて悪くは無い結果なのでしょうが、それにしてもシラーとカベルネを取り違えたことが悔やまれる。この過ちが棘となって心の内側から刺さなければ良いのだけれども。

あと12日。間に合うか。



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