やんばる食堂/長田(那覇)

那覇市の長田エリア、沖縄大学の近くにある「やんばる食堂」。1974年に創業し、沖縄で最も有名な大衆食堂のひとつとされています。駐車場はあるにはあるのですが、軽自動車ぐらいしか停めるができないほど狭いので、近くのコインパーキングを利用した方が無難でしょう。
店内はまさに沖縄の定食屋といった雰囲気。テーブル席とお座敷があり、ひとりでもグループでも気軽に利用できます。入口すぐに「レモンティー」がセルフサービスで提供されており、沖縄明治乳業とのコラボ商品「やんばる食堂レモンティー」として販売されるほど人気を集めます。
私は名物の「Aランチ」を注文。まずは玉子スープ的なものが供され、日本の中華料理屋で提供されるそれに近い味わいであり、中々に美味しいです。
メインのプレートがやってきました。「Aランチ」は1,210円で、トンカツにポーク(ランチョンミート)、玉子焼き、ウインナー、ハム&チーズ、ポテトフライ、ハンバーグ、サラダが盛り込まれます。すごい迫力だ。
プレートで専有面積が最も大きいトンカツ。なのですが、このトンカツはイマイチ。肉がペラペラに薄いのは沖縄スタイルとして仕方ありませんが、油が悪いのか胸に込み上げてくるものがあり、胃袋がスムーズに受け付けません。
ポーク(ランチョンミート)にハム&チーズ、玉子焼きあたりは一般的な味わいです。
ハンバーグも不味くはありませんが美味しくもなく、社食や学食のそれと大差ないクオリティです。
ポテトフライやウインナーも球場のフードサービスで食べるそれらに近い味わい。サラダについてはマカロニが支配的で、炭水化物がつよつよです。
ゴハンはラグビーボールのような造形をしており、1合近くあるのではなかろうか。味については特筆すべき点が無く、沖縄の一般的な定食屋のそれといったところです。
費用対カロリーは認めますが、私の口には合いませんでした。とりわけ揚げ物がイマイチですね。とは言え近くのオジイが食べていた野菜たっぷりの沖縄そばに刺身が付いたセットなどは魅力的に映ったので、長く通い詰めて選球眼を養う必要があるのかもしれません。おつかれさまでした。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。