タシュケントを代表するラグジュアリーホテル「ハイアット リージェンシー タシュケント(Hyatt Regency Tashkent)」。2016年に開業し、ハイアットブランドとしてウズベキスタン初のホテルです。空港からは車で約25分程度であり、政府機関や主要観光地へもアクセスしやすい好立地です。
車寄せの時点で十数台は停めれそうなほど迫力があります。ちなみに我々がお邪魔した際には某国の超偉い人たちも滞在しており、SPがそのへんをウロウロしていてまあまあ落ち着かない。お出かけの際はパトカーの先導付きでした。
それにしても、これだけ巨大でゴージャスであるにも関わらず、客室数が300のみというのは驚きです。日本のビジホ界隈の観点では卒倒する収納効率の悪さでしょう。そう、無駄とは価値なのである。
とは言えスタッフはハイアットならではの温かいおもてなし、かつ、柔軟な対応が素晴らしい。私はハイアットの最上級会員なので、チェックアウトは午後4時まで延ばしてくれるのが通常なのですが、当館は「もう何時でもいてくれて結構ですよ。午後6時でも8時でも」と気前が良い。帰国日は夜遅くの便だったので、ギリギリまでお部屋に荷物を置き、シャワーを浴びてからフライトに臨むことができ、これは本当に有難かった。
お部屋はすごくすごいスイートルームにご案内頂けました。こちらはリビングルームで、寝室から独立した広々とした造りとなっており、床から天井まで届く大きな窓からは豊かな自然光が差し込みます。大型のワークデスクとチェアの用意もあり、快適な作業環境が整っています。もちろんネットも爆速です。
逆サイドからの写真。机の上にはウェルカムフルーツにお菓子、赤ワインなども用意されていました。ちなみにミニバーの冷蔵庫は空っぽで、たっぷりのミネラルウォーターとコーヒー、お茶類が用意されているのみでした。
ベッドルームも広々としています。あまりにも広々としているので相対的にベッドが小さく感じてしまうほど。ちなみにコチラの部屋にも薄型テレビが設置されています。スマートテレビかどうかは議論の余地があるところで、キャストやアプリが使えそうで微妙に使いづらい、ヘンなテレビでした。
ワードローブもたっぷりで、写真の他にもリビングルームにもうひとつクローゼットがあります。これは1か月ぐらいくらせそうだ。もちろん内部にはセーフティーボックスの用意もあります。
ウェットエリアも広々としています。写真のすりガラスはボタンひとつでシャっと透明に切り替わる機能があります。
ただし、トイレ・シャワールーム・洗面台・バスタブの全てがひとつの空間にまとめられているので使い勝手は良くありません。誰かが長風呂すると全てが終わる仕様です。
共用設備に参りましょう。フィットネスセンターは24時間利用可能で、窓からは市内の景色を望むことができます。写真のトレーニングルームのほか、別途ヨガスタジオも用意されており、全300室のホテルとしては充実した設備です。
しっかりとした屋内温水プールもあり、プールサイドにはジャクージやたラウンジチェアも配されています。欲を言えばコースロープを張って、ガチ泳ぎ勢と水遊び勢を区切って欲しいところ。
エグゼクティブラウンジはいつ行っても空いており、快適に過ごすことができました。スタッフは一応常駐しているのですが、チェックイン/アウトの手続きはコチラでは対応することができず、そのへんはシームレスでなくちょっと不便。
カクテルタイムは18:00-20:00で、ウズベキスタンのワインやスピリッツ、ビールが用意されており旅行者にとっては嬉しい演出です。また、日本のホテル界隈におけるラウンジ乞食たちとは客層が大いに異なるのもいいですね。
フードもいくつか用意されるのですが、いずれもちょっとつまむといった定番のものばかりであり、夕食の代替とするには難しいかもしれません。あくまでアペリティフとして楽しむつもりで訪れましょう。なお、朝食はラウンジではなく後述の朝食会場での提供に統一されています。
朝食はロビーフロアにあるメインダイニング
「Khiva Restaurant(ヒヴァ・レストラン)」へ。ホテル朝食の定番アイテムのほか、郷土料理を意識したものも数多く用意されており、とりわけ野菜類のレベルが高かったです。ゲストの殆どはビジネスパーソンで、あまりにラフな服装だと浮いてしまうかもしれないので、シュっとした感じで訪れましょう。
単に豪華というだけでなく、機能性やスタッフの対応、料飲の全てにおいて上質なホテルでした。なるほど要人たちがこぞって利用する理由が良く分かる。規模や格式でははグランドハイアットと名乗って良さそうなものだけれど、どういう基準でブランドを決めているんだろう。
ちなみに日本語を勉強中の青年スタッフがおり、この冬に初めて日本に行くということで色々とアドバイスを求められたので、「私は東京でVIP向けのコーディネーターをやっていて、ベリーベリーエクスペンシブだが、それでも良ければWhatsAppを交換しよう」と持ち掛けたところ、「是非お願いしたいところだが、いま使ってるスマホは最近買い換えたばかりでWhatsAppはインストールしていない」との回答。連絡先交換をやんわり断る手法はどの国でも変わらないんだなと感激しました。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。