ヒルトン名古屋 エグゼクティブラウンジ(Hilton Nagoya Executive Lounge)/伏見(名古屋)

名古屋の常宿は「ヒルトン名古屋(Hilton Nagoya)」なのですが、そういえばエグゼクティブラウンジを利用したことがないなと思い立ち、せっかくなのでお邪魔しました。お部屋のあるクラブフロアから階段で直結しておりアクセス至便。ちょっとでもエレベーターを使うのは面倒なのです。
朝9時の利用だと人影はまばら。当ホテルの朝食はロビー階のレストランが素晴らしいので、皆、クラブフロア滞在客もそちらを利用しがちなのかもしれません。
ラウンジでの朝食は簡素になりがちですが、それでも勘所を抑えたラインナップです。私はホテルの朝食においては野菜と卵とチーズとサーモンとハムぐらいしか食べないので、もうこれで充分です。
名古屋名物の味噌カツと手羽先までありました。当館の料飲部長はシャレのわかる人なのでしょう。
事前に連絡しておけば、和朝食のボックスも用意しておいてくれます。白ゴハンと味噌汁はビュッフェ台に置かれており、王道の和朝食のセットをクリエイトすることができます。
カクテルタイムは17:30-20:00と長め。ビジネスユースのゲストが多いためか客層が安定しており、「ヒルトン広島(Hilton Hiroshima)」のような無茶苦茶な運用とは天地の差です。なお、飲み物のラインナップは一般的なクラブラウンジと同等といったところです。
ツマミのラインナップは充実しており、夕食の代替とすることも可能でしょう。ただしこれには一長一短あって、フードを揃えれば揃えるほどラウンジ乞食も集まってくるので、個人的には「ヒルトン横浜(Hilton Yokohama)」のような酒しか置きませんスタイルのほうが好みです。けっきょく食事は外で摂りますしおすし。
ところで当ラウンジのスタッフはきちんとしてますねえ。私はチェックイン手続きをロビー階で済ましたので、あまりラウンジに関与しなかったのですが、スタッフがきちんと私の顔と部屋番号を認知しており、その記憶力にちょっとびっくりしました。その他、いついかなる状況においても気の利く接客であり、一年のうち半分はホテルで過ごす身でありながら、色々と気づきを得ることができた滞在でした。

プレーンなヒルトンはビジネスホテルに毛が生えた程度のクオリティと捉えていましたが、ヒルトン名古屋に限ってはレベルが非常に高く、そのサービスレベルはコンラッドに迫るかもしれません。名古屋は観光資源に乏しいためか大都市の割にインバウンドの影響を受けておらず、価格もそれほど高くありません。穴場です。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。