店内はカウンター席、テーブル席、お座敷の3種類で構成されています(画像は公式ウェブサイトより)。お座敷は昭和30年代まで芸者衆が踊っていた歴史ある空間だそうで、お座敷の合間に口紅を汚さずに片手で手軽に食べられるよう、かつサンド爆誕したそうです。ちなみに全国的に有名なとんかつチェーン「とんかつ まい泉」は「井泉」からの暖簾分け説と、なんか揉めて正式な暖簾分けではない説があるようです。誰か詳しい情報求む。
私は看板メニューの「ヒレかつ定食」を注文。休日の16:40頃にお邪魔し、ファーストロットに間に合わず入店から30分ほどを要しました。ヒレカツにキャベツと豚汁、ゴハン、お漬物がついて2,200円。キャベツとゴハンはお代わりOKです。
ヒレかつ。きめ細かくサクサクとした軽い衣であり、歯を当てるだけで容易に千切れます。お肉も繊維が上手くほぐされており、なるほど「お箸できれるやわらかいとんかつ」という主張は伊達ではありません。お肉は繊細で上品。しっとりとした口当たりで脂っこさが一切なく、何枚でも食べ進められる洗練された味わいです。
また、卓上に置かれたソースが素晴らしいですね。 オリジナルの特製とんかつソースであり、酸味と甘みのバランスが当店のトンカツにピッタリ。キャベツは細かく千切りされており瑞々しくフレッシュな口当たりなのですが、このソースをかければ箸休め以上の存在感を放ちます。
ゴハンとお漬物はいずれもシンプルですが、安定感のある味わい。嬉しいのはおかわり自由である点で、出来立ての料理を白米と一緒に口にする体験は日本の定食文化そのものです。
とん汁も素晴らしい。人参・ゴボウ・ネギがたっぷり入った具沢山スタイルで色んな味がする。また、豚肉が入ることで旨みにコクが加わり、単なる付け合わせを超えた一品として成立しています。
以上の「ヒレかつ定食」が2,200円(画像は公式ウェブサイトより)。上質なトンカツとバリ旨い豚汁にお代わりOKなゴハンとキャベツをたっぷり食べてこの支払金額は実にお値打ち。創業から100年近く経つ今であっても客足が絶えない理由が良く分かりました。やはり老舗には老舗たる理由があるのだ。
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私は「とんかつ」という料理をそれほど好みません。だって、豚肉を脂で揚げるだけじゃないですか。それなのに、行列するは調理に時間がかかるわ結構高いわで、積極的に取り組もうとしないのです。したがって、私は物凄く「とんかつ」ならびに「とんかつ屋」について、検察官のようにシビアに評価しています。思い入れが無い分、信憑性は高いかもしれません。
- とんかつ マンジェ/八尾(大阪) ←とんかつの聖地。私のとんかつ観を変えた店。
- もち豚とんかつ たいよう/武蔵小山 ←気の良い料理人は何を作っても美味しいものだ。
- とんかつひなた/高田馬場 ←日本人の琴線に触れる延長戦。
- とんかつ成蔵(なりくら)/南阿佐ヶ谷 ←トンカツに5千円?しかも予約制?
- あげ福/五反田 ←アクセスのよい成蔵。
- とんかつ都/麻布十番 ←無名ですが実力派。肌理の細かい衣が特長的。
- ポンチ軒/新お茶の水 ←肉がミルキー。行列が短いのもグッド。
- とんき/目黒 ←都内屈指の老舗。16:30には行列が。
- とんかつ大宝(たいほう)/目黒 ←2千円以下の部、優勝店
- 豚組(ぶたぐみ)/西麻布 ←西麻布のオシャレとんかつ。味も最高峰。飲み屋として使うのも良し。
- 豚組食堂/六本木 ←豚組のセカンドライン。ヒルズ内かつ通し営業と使い勝手良し。
- のもと家/大門 ←売り切れ必至。大門の超人気店。
- 檍(あおき)/大門 ←蒲田の超人気店がとんかつ激戦区、大門に進出。
- 丸五/秋葉原 ←ミシュランのビブグルマン(安ウマ店)をゲットしており、秋葉原の観光も兼ねて外国人にも大人気。








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